必見!防犯カメラの主な4つのデメリットと対策
監視カメラや防犯カメラは、犯罪抑止やモニタリングに効果的です。しかし、個人情報の取り扱いリスクや威圧感を与えるおそれがあるなど、いくつかのデメリットも存在します。
本記事では、防犯カメラを導入する際に考えられる4つのデメリットとその対策、カメラの種類別のメリット・デメリットを紹介します。防犯カメラのデメリットを理解して効率よく活用したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
なお、株式会社MIYOSHIでは、届いたその日に設置・監視ができるカンタン監視カメラ「G-cam」をはじめとした、監視カメラのレンタルをおこなっています。1週間の無料お試しも用意していますので、詳細は下記からサービス資料をダウンロードしてご確認ください。
目次
防犯カメラの主な4つのデメリットと対策
防犯カメラを導入するときに考えられるデメリットは、主に4つあります。
デメリットへの対策も併せて紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
デメリット1.プライバシーの侵害
防犯カメラに記録された映像や音声は、個人が特定可能であれば「個人情報」に該当します。
鮮明な映像や音声は、プライバシーの侵害になるおそれがあるため、カメラに記録された情報は慎重に取り扱う必要があります。
また、防犯カメラは24時間ネットワークにつながっていることが多いため、サイバー攻撃や不正アクセスによる情報漏洩にも注意しなければなりません。
個人情報に関する注意点は、下記の記事でも詳しく解説していますので併せてご覧ください。
対策:プライバシーに十分配慮する
監視カメラや防犯カメラを設置する際には、プライバシーへの配慮が非常に重要です。
主な注意点と対策は次のとおりです。
【防犯カメラの主な注意点と対策】 | |
---|---|
設置場所の選定 | 個人のプライバシーが含まれる環境では、監視カメラを使用しないようにする |
プライバシーマスク機能の活用 | プライバシーマスク(カメラの撮影範囲のなかで隠したいエリアを指定できる)機能がある場合は活用する |
カメラアングルの調整 | 必要なものだけが撮影できるように、カメラアングルを調整する |
カメラ使用の表示 | 監視カメラや防犯カメラを使用していることを表示して、周囲に知らせる |
利用目的の表示 | 監視以外に映像を使用しないことを表示し、プライバシーの尊重に努める |
プライバシーの配慮については、下記の記事で詳しく紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
防犯カメラ設置時に気をつけたい法律とは?プライバシーに配慮しよう
デメリット2.お客様・社員にプレッシャーを与えるおそれ
監視カメラや防犯カメラを設置したことにより、お客様や社員に「常に監視されている」と、プレッシャーを与えるおそれがあります。
心理的なストレスを感じると、お客様に不快感を与える・社員のモチベーションが低下するなどの事態が起き、顧客離れや企業の生産性が低下することも考えられます。
対策:プレッシャーを与えにくいカメラを設置する
お客様や社員へ「監視されている」というプレッシャーを与えないためには、周囲に溶け込むデザインや見た目で防犯カメラとわかりにくいものを選びましょう。
例えばドーム型カメラは目立ちにくい形状のため、お役様や社員がプレッシャーを感じることが少なくなり、おすすめです。
また、カメラを設置する際には事前に周囲への配慮が欠かせません。下記のような内容を周知しておきましょう。
- 設置目的
- 映像の使用用途
- 管理責任者
デメリット3.導入や運用コスト
防犯カメラの導入や運用には、初期費用や月額使用料などのコストがかかることが多いです。カメラ本体・設置工事・配線・録画機器など、すべて合わせると数十万円かかる場合も少なくありません。
- 【監視カメラ・防犯カメラを導入および運用していくためにかかるコスト(一例)】
- カメラ本体代金(購入またはレンタル)
- 設置にかかる費用
- ハードディスクやSDカードなどのカメラの映像を記録するデバイス代
- 月額使用料
- ネットワーク代
- 電気代
- セキュリティ対策費用
対策:防犯カメラにかかるコストをシミュレーションする
前述の「監視カメラ・防犯カメラを導入および運用していくためにかかるコスト」を参考に、総コストを算出しましょう。シミュレーションをしておくと、急な出費に慌てずに計画的な運用ができます。
また、「カメラの台数を最小限に抑える」「レンタルカメラを選ぶ」などの対策により、初期費用を抑えることも可能です。レンタルカメラのメリットが自社のニーズや課題解決に適している場合は、レンタルカメラを使用するのも一つの方法です。
レンタルカメラのメリットを挙げてみたので、チェックしてみてください。
- 【レンタルカメラのメリット】
- 初期費用を抑えられる
- 短期の利用にも適している
- 計画的な支払いができる
- 事務手続きを簡素化できる
なお、株式会社MIYOSHIが提供しているカンタン監視カメラG-camはレンタルカメラのため、初期費用0円・月額使用料のみで使用できます。
- 【カンタン監視カメラ「G-cam」の主な特徴】
- モバイルSIMと設定済みルーターを内蔵しているため、届いたその日に監視が可能
- 鮮明で滑らかな映像を広範囲で記録
- 赤外線照射で夜間でも監視
- IP66相当の防塵・防水機能で全天候に対応
- 遠隔アプリで遠隔確認が実現
届いたその日からすぐに使用できるカンタン監視カメラ「G-cam」に興味がある方は、ぜひ下記から資料をダウンロードしてみてください。
デメリット4.メンテナンスの手間
防犯カメラには、メンテナンスの手間がかかります。例えば、カメラのレンズの清掃や機器の故障対応・ソフトウェアのアップデートなど、継続的な管理が必要です。
継続的な管理が必要な理由として、下記のようなものが挙げられます。
- カメラのレンズが汚れる
- 画角のずれや内蔵機器の故障で正しく録画されていないおそれがある
- 屋外のカメラの場合、雨風の影響を受けて不備が出ていることがある
対策:定期的なメンテナンスを実施する
対策として、防犯カメラのメンテナンス実施日を週単位や月単位で定めておきましょう。定期的なメンテナンスをすることにより、カメラ寿命の延長や安定稼働につながります。
また、定期的にメンテナンスすると故障のリスクが少なくなり、結果としてコストを削減できます。
例えば、カメラレンズ付近をメンテナンスする場合、事前に下記のようなチェック項目を定めておくのがおすすめです。
- 【カメラレンズ付近のチェック項目】
- カバーに傷がないか
- レンズに傷がないか
- 取り付け部にガタがないか
- カメラの動作に異常がないか
カメラの周りに砂塵などが溜まっていたら、エアダスターなどを使って慎重に汚れを取り除きましょう。他にも、配線チェックやレコーダーのチェックなども必要です。
防犯カメラを長く使うコツを下記の記事で紹介しているので、併せてチェックしてみてください。
防犯カメラ・監視カメラの耐用年数とは?減価償却や長く使う3つのコツを解説
このように、監視カメラや防犯カメラにはさまざまなデメリットが考えられますが、メリットも多くあります。メリットについても知っておきたい方は、下記の記事もご覧ください。
防犯カメラの設置メリット6選!タイプ別のメリットや活用事例も紹介
防犯カメラの2つの注意点
次に、防犯カメラの2つの注意点について解説します。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
注意点1.死角が存在する
防犯カメラには、死角が存在することも忘れてはなりません。犯罪を犯そうとする者は、防犯カメラの死角を利用して犯行に及ぶケースもあります。
例えば、次のような場所が死角として考えられます。
- 【防犯カメラの死角として考えられる場所(一例)】
- 建物の角
- 柱の影
- 高い位置にある窓
対策として、死角を最大限カバーする効果的な方法を紹介します。
- カメラの台数を増やす
- 広角レンズの使用など、広範囲を映せるカメラを導入する
- 人の手が届かず、視界も確保できる高さ(2.5m程度が奨励)と角度を調整する
なお、防犯カメラの効果を最大限発揮するには、カメラの設置を素人ではなく施工業者に頼むのがおすすめです。特に複数台のカメラを設置する際は、死角をカバーし合う配置や角度などのコツがいるため、専門知識を持った業者の方が安心できます。
防犯カメラの死角について、さらに詳しく知りたい方は下記の記事もチェックしてみてください。
注意点2.防犯抑止や犯人特定が必ずできるわけではない
防犯カメラは犯罪抑止や犯人特定の効果を期待できますが、必ずしもその効果が保証されるわけではありません。
犯罪者が、カメラを警戒して犯行場所を変えることも考えられます。また、カメラの性能によっては犯人の顔や特徴が判別できない場合もあるので、事前に画質や解像度が十分であるかを確認するなどして対策しましょう。
防犯カメラを設置したからと安心せずに、歩くと音が鳴る砂利やセンサーライトを用意するなど、他の防犯対策と組み合わせて体制を強化することが重要です。
目的に応じた防犯カメラの2つの選び方
防犯カメラは、デメリットを理解したうえで目的に応じたものを選ぶことが重要です。本章では、カメラ選びで失敗しないための2つのポイントを紹介します。
選び方1.必要な機能を備えたカメラを選ぶ
防犯カメラを導入するときには、撮影目的に沿う機能を備えたカメラを選ぶことが重要です。
主な機能 | 詳細 | おすすめの活用シーン |
---|---|---|
夜間撮影 | 夜間や暗い環境でも撮影ができる機能 | 店舗の閉店後の防犯・駐車場の夜間監視・住宅の夜間セキュリティなど |
防塵・防水機能 | 屋外設置でも埃や水に対して耐久性を保てる機能 | 屋外の駐車場や建設現場・工場外部・過酷な天候条件でも安定して稼働させたい場所など |
WDR(ワイドダイナミックレンジ) | 明暗差のある場面で、ハイライトとシャドウの両方を適切に表示するための機能 | 入口や窓際など、強い光と影のコントラストがある場所での監視など |
デフォッグ(霧除去補正) | 霧や雨などの影響でも鮮明な撮影を可能にする機能 | 工場の屋外エリア・港湾施設・霧が多発する地域での監視など |
AI機能 | 人工知能を活用し、人やモノの検出・追跡・分析などをおこなう機能 | 大型商業施設での人流分析・不審者の自動検出・物流センターでの自動仕分け監視など |
これらの機能のほかにも、解像度や画角などの基本的なスペックを考慮して、設置場所に適したカメラを導入しましょう。
選び方2.記録方法を検討する
防犯カメラの映像や音声を記録する方法 は、次のようなものがあります。
種類 |
特徴 |
こんな人におすすめ |
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レコーダー |
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SDカード |
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クラウドストレージ |
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上記のように、記録方式にはそれぞれ特徴があります。SDカードの交換やクラウドサービスのサブスクリプション管理など、日常的なメンテナンスの手間も考慮して選びましょう。
防犯カメラの種類別のメリット・デメリット
防犯カメラの種類には、主に下記の4つがあります。
それぞれの特徴・メリット・デメリット・おすすめの設置場所を詳しく紹介します。
種類1.ドーム型カメラ
特徴 |
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メリット |
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デメリット |
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おすすめの設置場所 |
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ドーム型カメラは外観がカメラとわかりづらいため、景観を損ねたくない場所に向いています。その分インパクトに欠け、犯罪抑止の目的では使用しづらいデメリットがあります。
ドーム型のカメラについては下記の記事で詳しく紹介しているので、併せてご覧ください。
ドーム型防犯カメラのメリット・デメリット、おすすめの設置場所を解説
種類2.バレット(筒)型カメラ
特徴 |
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メリット |
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デメリット |
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おすすめの設置場所 |
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細く長い筒状の形をしているバレット型カメラは、誰が見ても「監視カメラ(防犯カメラ)」とわかるため、高い防犯効果が期待できます。ただし、ドーム型より死角ができやすいため、複数台設置して対応するなどの対策が必要です。
種類3.PTZ型カメラ
特徴 |
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---|---|
メリット |
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デメリット |
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おすすめの設置場所 |
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PTZ型カメラは、ドーム型に似た形の遠隔操作が可能なカメラです。工事現場や商業施設でのモニタリングはもちろん、イベント会場や公共機関など、あらゆる場面で活用できます。
種類4.ウェアラブルカメラ
特徴 |
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メリット |
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デメリット |
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おすすめの設置場所 |
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ウェアラブルカメラは、「身につけられる(wearable)」の名のとおり、身体に着用してハンズフリーで撮影できるカメラです。
多彩な機能を備えているものも多く、また小型で軽量などの特徴から汎用性が高いため、さまざまなシーンで活用されています。
ウェアラブルカメラについては、下記の記事で詳しく紹介しているので併せてご覧ください。
ウェアラブルカメラとは?4つのメリットや活用シーン・選び方など総まとめ
なお、株式会社MIYOSHIでは、スマートフォンと同程度(165g)の軽量小型ボディカメラ「G-POKE」を提供しています。電源ひとつで起動できて操作が簡単なため、年齢を問わず高い操作性を持ち、工事現場や警備業界など幅広いシーンで活用可能です。
オフラインでも録画ができる「G-POKE」についての資料は、下記からダウンロードしてみてください。
防犯カメラのデメリットを理解して効率よく活用しよう
防犯カメラのデメリットには、次のようなものがあります。
- プライバシーの侵害
- お客様・社員に対するプレッシャー
- 導入や運用コスト
- メンテナンスの手間
デメリットとは別に、下記のような注意点も存在します。
- 死角が存在する
- 防犯抑止や犯人特定が必ずできるわけではない
デメリットや注意点を理解しておくことで、適切な対策が立てられます。監視カメラや防犯カメラの効果を最大限に活かして使用していきましょう。