防犯カメラ・監視カメラの耐用年数とは?減価償却や長く使う3つのコツを解説

防犯カメラや監視カメラには、「税法上の耐用年数」とカメラの寿命とされる「物理的な耐用年数」があります。

防犯カメラ・監視カメラを設置する際に2つの耐用年数を知っておけば、設備投資の計画が立てやすくなるだけでなく、節税効果についても把握できます。

そこで本記事では、防犯カメラ・監視カメラの2つの耐用年数と長く使う3つのコツについて解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

なお、株式会社MIYOSHIでは、耐用年数や寿命を気にしなくて済むレンタルカメラ「G-cam(ジーカム)」を提供しています。

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防犯カメラ・監視カメラの耐用年数は主に2つの種類がある

耐用年数には大きく分けて、「税法上で定められた耐用年数(法定耐用年数)」と「物理的な耐用年数」の2つの種類があります。

1.税法上で定められている耐用年数(法定耐用年数) 5〜8年(条件によって異なる)
2.カメラの寿命とされる物理的な耐用年数 平均5〜6年

それぞれの耐用年数について、さっそく見ていきましょう。

種類1.減価償却資産としての法定耐用年数

法定耐用年数とは税法上で定められた耐用年数のことで、減価償却資産(※)として計算できる年数を指します。

※減価償却資産:事業などの業務に使用する設備や装置、備品など時の経過によって価値が減っていくもののこと
参考:No.2100 減価償却のあらまし|国税庁

次の表は、減価償却資産としての耐用年数をまとめたものです。

設備の種類 詳細な項目 耐用年数
防犯・監視カメラ
(監視システムの一部)
事務機器および通信機器 6年
防犯・監視カメラ
(監視システムの一部ではない)
カメラ 5年
災害報知設備
(災害を報知する設備として利用されているカメラ)
災害報知設備 8年

参考:主な減価償却資産の耐用年数表|国税庁

防犯カメラ・監視カメラの場合、事務機器および通信機器とみなされるため「法定耐用年数は6年」 と定められています。

ただし、すべての防犯カメラ・監視カメラがこの年数に当てはまるわけではなく、監視システムのない監視カメラについては、耐用年数が5年と定められている点に注意が必要です。

また、購入価格が10万円未満の防犯カメラ・監視カメラの場合は消耗品に分類されるため、購入した年に一括経費計上するというルールも存在します。

税法は複雑で、正しい判断をするのは難しいため、自身で耐用年数を判断するのではなく税務署や税理士など専門家に確認することをおすすめします。

種類2.カメラの寿命とされる物理的な耐用年数

カメラの寿命とされる物理的な耐用年数があり、税務上の耐用年数と同じ6年程度が寿命の目安 です。

ただし、耐用年数は使用環境によって変化します。下記はカメラの劣化を早めやすい環境の一例です。

    【防犯カメラ・監視カメラの耐用年数が短くなりやすい環境】

  1. 高温多湿な場所
  2. 温度変化が激しい場所
  3. 風雨などにさらされる場所
  4. 水や粉塵の多い場所

このような環境はカメラの劣化を早めやすく、破損などのリスクも高いことから、耐用年数まで使い続けることが難しくなります。

しかし、メンテナンスを定期的におこなうなどカメラの寿命を延ばすような対策をすれば、耐用年数よりも長く使い続けることが可能です。

次の章では、防犯カメラ・監視カメラを耐用年数よりも長く使用するための具体的な方法について詳しく解説します。

防犯カメラ・監視カメラを耐用年数よりも長く使う3つのコツ

防犯カメラ・監視カメラを寿命と言われる耐用年数よりも長く使用するためには、下記3つのコツを押さえておくのがおすすめです。

  1. 防塵防水機能付きを選ぶ
  2. こまめな点検をおこなう
  3. レンタルカメラを選ぶ

どのようなことか、詳しく見ていきましょう。

コツ1.防塵防水機能付きを選ぶ

防犯カメラ・監視カメラを耐用年数以上に長持ちさせるには、防塵防水機能のあるモデルを選ぶことが大切です。

特に、建設現場や工事現場のように過酷な環境下に設置される防犯カメラ・監視カメラは、風雨や砂塵の影響を受けやすく、故障のリスクが高まります。

このような環境では、カメラの寿命が短くなってしまうため、十分な保護や対策が必要不可欠です。

防塵防水機能を備えたカメラを選ぶ際には、IEC(国際電気標準会議)やJIS(日本工業規格)が定める保護等級の指標を参考にしてみましょう。

粉塵の侵入を防ぎ、台風などの豪雨でも浸水のリスクが少ないとされるIP66などの高い等級のモデルがおすすめです。

保護等級の高いモデルを選択すると、過酷な条件下でも長期間にわたって安定した動作を保ちやすくなり、カメラの耐用年数よりも長く使えるようになります。

なお、IP66の詳しい内容や屋外用のカメラの選び方については、次の記事をご覧ください。

防塵防水機能IP66とは?等級による違いを分かりやすく解説
屋外用・常時録画できる防犯カメラの選び方、おすすめを紹介

コツ2.こまめな点検をおこなう

防犯カメラ・監視カメラを長く使うためには、小まめな点検が大切です。

傷やガタつきなどは小さなうちであれば修理することも可能ですが、放っておくと重大な故障につながるおそれがあります。

そのため、下記のようなチェック項目を設けて、定期的に自社チェックをおこないましょう。

    【カメラレンズ付近のチェック項目】

  1. カバーに傷がないか
  2. レンズに傷がないか
  3. 取り付け部にガタがないか
  4. カメラの動作に異常がないか

カメラに破損などの異常がみられた場合は、速やかに修理を依頼することが大切です。

また、カメラの周りに砂塵などが溜まっていたら、エアダスターなどを使って、慎重に汚れを取り除くようにしましょう。その際は、レンズに傷をつけないよう、十分に注意が必要です。

次に、配線のチェック項目を確認しましょう。

    【配線のチェック項目】

  1. 配線が断線していないか
  2. 配線のコネクタが緩んでいないか

防犯カメラ・監視カメラを長期間安定して使用するためには、ケーブルの状態に注意を払うことも重要です。

ケーブルが断線してしまったり、配線コネクタが緩んでいたりすると、カメラとの接続が切れ、肝心な映像を記録できないなどのトラブルにつながります。

そのため、定期的にケーブルの点検をおこない、断線や損傷の兆候がないかを確認することをおすすめします。

また、ケーブルがむき出しになっていないかも重要なチェックポイントの一つです。むき出しのケーブルは環境の影響を受けやすく、断線のリスクや感電の危険性も高まります。

特に、水気の多い場所や人の往来が多い場所では、ケーブルが損傷を受けるおそれがあるため、定期的なチェックを忘れないようにしましょう。

最後にレコーダーのチェック項目です。

    【レコーダーのチェック項目】

  1. レコーダーが正常に記録されているか
  2. レコーダーの時刻がズレていないか

レコーダーが正常に機能していないと、たとえカメラが問題なく作動していても、いざというときに必要な映像が残っていないという事態を招きかねません。

そのため、レコーダーの状態を定期的にチェックし、異常がないかを確認することが大切です。

屋外に設置されたカメラシステムの場合、3ヵ月に1度ぐらいの頻度でレコーダーの点検をおこなうのが理想的ですが、落雷や台風などの悪天候の後は、カメラやレコーダーに異常が生じるおそれがあります。

悪天候の後には定期点検を待たずに、早めに状態を確認するようにしましょう。

また、レコーダーの点検時には単に動作の確認だけでなく、記録された映像の質や、ハードディスクの残容量なども併せてチェックすることをおすすめします。

レコーダーの異常を早期に発見し、迅速に対処することが重要です。

コツ3.レンタルカメラを選ぶ

防犯カメラ・監視カメラの耐用年数や寿命を気にしたくない場合は、レンタルカメラを選ぶのもおすすめです。

レンタルカメラの場合は月額のレンタル費用を計上するだけで済むため、耐用年数による減価償却を気にする必要はありません。

また、保守や修理のための費用も必要ないため、資金計画も立てやすいでしょう。さらに、レンタルカメラには下記のようなメリットもあります。

    【レンタルカメラのメリット】

  1. 購入するよりも初期費用を抑えられる
  2. 短期の利用にも適している
  3. 計画的な支払いができる
  4. 事務手続きを簡素化できる
  5. 資金に余裕が生まれる

このようなメリットが自社のニーズや課題解決に向いている場合は、防犯カメラ・監視カメラをレンタルするのがおすすめです。

株式会社MIYOSHIでも、カンタン監視カメラ「G-cam」のレンタルをおこなっています。

IP66 相当の防塵防水機能を備え、全天候に対応しているため、屋内だけでなく屋外の使用にも適しているのが特長です。

複雑なネットワーク設定は一切不要で、カメラが届いたその日に設置でき、すぐに監視を始められます。広い範囲を鮮明にとらえ、映像は記録されます。
※ローカル保存(標準)/クラウド保存(オプション)

▲G-camで映した映像

スマートフォンやタブレットからライブ映像や過去の映像を確認できる手軽さや、複数人で確認できる便利さもポイントです。

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なお、防犯カメラのレンタルとリースの違いや、メリットデメリットについては次の記事で詳しく解説していますので、併せてご確認ください。

防犯カメラのリースとレンタルとの違いを解説

防犯カメラ・監視カメラの耐用年数を覚えておこう

今回は、防犯カメラ・監視カメラの耐用年数についてお伝えしました。耐用年数は、大きく分けて2つの種類があります。

1.税法上で定められている耐用年数(法定耐用年数) 5〜8年(条件によって異なる)
2.カメラの寿命とされる物理的な耐用年数 平均5〜6年

ただし、下記3つのコツを押さえることで、耐用年数よりも長く使い続けられる場合があります。

    【耐用年数よりも長く使い続けるコツ】

  1. 防塵防水機能付きを選ぶ
  2. こまめな点検をおこなう
  3. レンタルカメラを選ぶ

防犯カメラ・監視カメラの耐用年数や寿命などを気にしたくない場合は、レンタルカメラの利用がおすすめです。

株式会社MIYOSHIでも、レンタルカメラの「G-cam」を提供しており、ご利用いただいたお客様から、さまざまなお声をいただいております。

ご検討の際の判断材料として、ぜひチェックしてみてください。

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