知っておいて損はなし!防犯カメラが逆効果になる5つの理由と対策

防犯カメラは、犯罪抑止や監視に効果的です。しかし正しい取り扱い方を知っておかないと、かえって逆効果になってしまうケースも少なくありません。

そこで本記事では、防犯カメラの設置が逆効果になる理由と対策・逆効果にならないカメラ選びのポイントを解説します。

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防犯カメラが逆効果になる5つの理由と対策

防犯カメラが逆効果になる主な5つの理由を紹介します。

    1. セキュリティ設定が甘いネットワークカメラの使用
    2. ダミーカメラの設置
    3. 防犯カメラを設置したことによる油断
    4. 死角の存在
    5. むき出しになった配線

対策とセットで解説しますので、ぜひチェックしてみてください。

理由1.セキュリティ設定が甘いネットワークカメラの使用

「防犯のために」と思って初期設定のままネットワークカメラを設置すると、セキュリティ設定の甘さにより逆効果になるケースがみられます。なぜなら、ネットワークカメラはネットワークにつながっているため、常にサイバー攻撃や不正アクセスのリスクに晒されているからです。

そのため出荷時のパスワードをそのまま使用していたり、簡単なパスワードに設定していたりすると不正アクセスを受け、録画した映像や音声が漏洩するおそれがあります。

ネットワークカメラにも、PCやスマートフォンでおこなっているように下記のようなセキュリティ対策を施しましょう

    【対策:安全な通信方法を導入する】

  1. 外部からのアクセスを遮断できるVPNの利用など、安全に通信できる方法を導入する
  2. ソフトウェアを最新にする
  3. 複雑で推測しにくいパスワードを設定する
  4. パスワードを定期的に変更する など

理由2.ダミーカメラの設置

ダミーカメラを設置しているからと安心していると、防犯カメラの逆効果につながることがあります。

ダミーカメラは、「防犯カメラがある」と意識させることにより犯罪防止効果が期待できます。しかし、ダミーカメラの情報はネットやSNSで回っていることがあり、犯罪者に特徴がわかると見破られるリスクが高まりかねません。

  1. 【対策:本物の防犯カメラの設置を検討する】
  2. 今は、低コストの防犯カメラも多いので本物の防犯カメラの設置を検討してみましょう。
  3. どうしてもダミーカメラを設置したい場合は、特徴を理解したうえで慎重に設置することが大切です。

ダミーカメラの詳細については、下記の記事にて詳しく紹介しているので、併せてご覧ください。

ダミーカメラとは?効果やメリット・デメリットを解説

理由3.防犯カメラを設置したことによる油断

「防犯カメラを設置したから安心」という油断が、逆効果につながることがあるので注意が必要です。

カメラを設置した安心感から他の防犯対策が疎かになり、その隙を狙われて犯罪の被害に遭うケースも少なくありません。
防犯カメラの設置と併用して、下記のような複数の対策を施しましょう。

    【対策:他の防犯対策を併用する】

  1. 歩くと音が鳴る防犯用の砂利を敷く
  2. 防犯ガラスを利用する
  3. 二重ロックにする
  4. 人感センサーライトを取り付ける など

理由4.死角の存在

防犯カメラを設置しても、死角が存在すると悪意を持ったものが死角を利用して姿を隠すおそれがあり、十分な防犯ができなくなる可能性があります。

カメラはDIYでも取り付け可能ですが、知識がない状態で設置すると死角が発生しやすく、プライバシーの侵害につながりかねません

  1. 【対策:カメラの設置を専門家に依頼する】
  2. 防犯カメラや監視カメラの死角をなくすコツは、大きく2つあります。設置場所に応じて、下表のような工夫をしましょう。
【防犯カメラの死角をなくすコツ】
複数台のカメラを設置する

・死角を補うように複数台のカメラを設置する

・ミラーの反射を利用して映すのも一つの手

広範囲を映せる死角の少ないカメラを設置する

・ドーム型カメラ:レンズがドームに覆われたタイプのカメラで比較的死角が少ない

・PTZカメラ:パン=P(水平回転)、チルト=T(垂直回転)、ズーム=Z(拡大・縮小)の3機能を持ち、広範囲を撮影可能

 

また前述したように、複数台のカメラの設置は専門家に依頼することを奨励します。

 

死角が少ないといわれるドーム型やPTZカメラの見え方・設置のコツなどを下記の記事で詳しく紹介しています。

ドーム型防犯カメラの3つの見え方とは?設置する際のコツも解説

またカメラの死角に関しては、下記の記事でも紹介しているので併せてご覧ください。

防犯カメラの死角に注意!カメラの選び方や配置のコツ

理由5.むき出しになった電源や配線

防犯カメラの電源や配線がむき出しになっていると、悪意を持った者が切断や電源を抜くなどして撮影を不可能にし、犯行を容易にするリスクが高まります

また防犯カメラを屋外に設置している場合は、配線がむき出しになっていると感電や火災の危険も高まります。

  1. 【対策:鍵付きボックスを使用する】
  2. 下の画像のような鍵付きのボックスを使用し、電源アダプターを保護すると簡単に抜かれる心配はなくなります。

▲鍵付き防犯ボックス

 
配線がむき出しにならないように防犯カメラを設置するには、配線工事を業者に依頼するのがおすすめです。

実際にあった防犯カメラの逆効果事例

ここでは、セキュリティ管理が甘かったために子どもを守るための防犯カメラから個人情報が漏洩し、悪用されるおそれがあった事例を紹介します。

令和5年10月、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が小学校や保育園の防犯カメラにおいて、不十分なセキュリティ対策によるウィルス感染を確認しました。

国は、この問題を受けて全国の保育施設に注意喚起をおこないました。対象には保育所・認定こども園・地域型保育事業・認可外保育施設が含まれます。

事例

・一部の小学校および保育所に設置されているネットワークカメラおよび登下校の記録システムに脆弱性(※)があり、ウィルスに感染した事例が確認された

・個人情報の流出・ネットワークカメラの使用不能・サイバー攻撃のインフラとして悪用される可能性が生じた

原因

・ネットワークカメラなどの十分なセキュリティ対策が施されていない

・ファームウェアが最新ではなく、サポート期間内にない場合がある

・インターネット接続において、アクセス制限が不十分である

対策

・インターネット接続の確認

・アクセス制限の確認

・ソフトウェアが最新になっているか

※脆弱性:プログラムの不具合や設計上のミス、設定などが原因となって発生した情報セキュリティ上の欠陥のこと

防犯カメラの販売業者やメーカーによってサポート期間が設けられている場合、サポート期間が終了した機器を使い続けると脆弱性への対応がなされず、攻撃を受けるリスクが高まります。

防犯カメラを利用する際には、カメラ本体のセキュリティ対策も十分におこないましょう

参考:ネットワークカメラ等におけるセキュリティ対策のお願い(注意喚起)|総務省サイバーセキュリティ統括官付参事官(政策担当)

逆効果にならない防犯カメラ選びの3つのポイント

本章では、逆効果にならない防犯カメラ選びのポイントを3つ紹介します。

  1. 屋内・屋外を考慮してカメラを選ぶ
  2. 目的に合った機能を持つカメラを選ぶ
  3. 保証やアフターサービスを確認する

それぞれのポイントを見ていきましょう。

ポイント1.屋内・屋外に適した種類のカメラを選ぶ

防犯カメラや監視カメラ選びは、屋内・屋外どちらで使用するかによって、温度や湿度・明るさ・ホコリや汚れ・騒音などの設置環境が大きく変わります。

そのため、それぞれに適したカメラを選ぶことが大切です。屋内・屋外に適したカメラの形状と理由を下表にまとめました。

設置場所 おすすめのカメラの形状 理由
屋内 ドーム型

・威圧感の軽減

・省スペースで設置可能

屋外 ボックス型

・カメラを目立たせて犯罪抑止効果を狙う

・外部の環境に耐えられる機能を持つものが多い

 
防犯カメラの特徴を理解して、それぞれの場所に適したカメラを選ぶようにしましょう

ポイント2.目的に合った機能を持つカメラを選ぶ

逆効果にならない防犯カメラを選ぶ際は、設置する目的を明確にすることが大切です。主な防犯カメラの目的と機能(一例)を下表にまとめましたので、チェックする際の参考にしてみてください。

目的 目的を満たす機能
夜も映したい 赤外線機能
広範囲をカバーしたい PTZ(パン・チルト・ズーム)機能
音声も記録したい 音声録音機能
離れた対象物も大きく映したい ズーム機能(光学・デジタル)
屋外に設置したい 防水・防塵(IP66)
遠隔地から監視したい ライブ視聴・録画視聴
動きを検知したい 動体検知機能

 
また、目的に合った機能を持つカメラの価格を調べ、予算に収まるものを選ぶことを忘れてはなりません。

防犯カメラの設置には、本体の他にも設置・配線工事費や記録媒体代などがかかります。カメラ本体や工事費などは、数万円から数十万円と大きな幅があるので、複数業者に見積りを出してもらうようにしましょう

防犯カメラの配線を業者に頼んだ場合の工事費に関して、下記の記事で詳しく紹介しています。ぜひ、併せてご覧ください。

防犯カメラ・監視カメラの工事費はどれくらいかかる?安くする方法を解説

また、カメラ本体や周辺機器・ランニングコストなどの費用については下記の記事でも紹介していますので、チェックしてみてください。

防犯カメラの設置費用はいくらかかる?高い理由と安く抑える方法を解説

ポイント3.保証やアフターサービスが充実したカメラを選ぶ

保証やアフターサービスが充実しているカメラは信頼性が高く、トラブルや故障の際に迅速なサポートが期待できます。故障で監視が空白になる期間を最小限に抑えられるため、カメラの効果を最大限に活用することが可能です。

防犯カメラや監視カメラの保証期間は平均2年と言われていますが、メーカーによって保証期間は異なります。保証期間が切れた場合は、たとえ通常使用での故障でも修理代は自己負担となるので注意しましょう。

その点レンタルカメラなら、メンテナンスやアフターサービスが月額料金内に含まれていることが多く、故障時の修理代や交換費用がかからないため、安心して利用できます。
 
例えば、株式会社MIYOSHIが提供するレンタル監視カメラ「G-cam」は、初期費用0円で全国どこでもタダでお届け・返却していただけます。レンタル中に故障した際は、無償で代替機をお送りしているため監視が続けられて安心です。

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また、防犯カメラのレンタルに関する詳細を下記の記事で解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。

防犯カメラのレンタルとは?5つのメリットや購入との違いを解説

防犯カメラでプライバシーを侵害しない対策

防犯カメラの犯罪抑止や証拠収集の効果を最大化するには、住民や通行人のプライバシーの侵害にならないような設置が必要です。プライバシーの侵害を防ぐ主な対策を、下表にまとめました。

【防犯カメラでプライバシーを侵害しないための主な対策】
設置場所の選定 個人のプライバシーが含まれる環境では、監視カメラを使用しないようにする
プライバシーマスク機能の活用 プライバシーマスク(カメラの撮影範囲のなかで隠したいエリアを指定できる)機能がある場合は活用する
カメラアングルの調整 必要なものだけが撮影できるように、カメラアングルを調整する
カメラ使用の表示 監視カメラや防犯カメラを使用していることを表示して、周囲に知らせる
利用目的の表示 監視以外に映像を使用しないことを表示し、プライバシーの尊重に努める

参考:個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)|個人情報保護委員会

 

防犯カメラを設置する際は、「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン」を確認するのがおすすめです。

防犯カメラによるプライバシーの侵害や注意点に関しては、下記の記事で詳しく説明しているので、ぜひ併せてご覧ください。

防犯カメラ・監視カメラの映像は個人情報にあたる?設置時の注意点を解説

防犯カメラの性能を理解して逆効果にならない設置をしよう

防犯カメラや監視カメラは、犯罪抑止や監視に効果的です。しかし、カメラの特徴を理解していないと、逆効果になることがあるので下記のような対策をおこないましょう。

防犯カメラが逆効果になる理由 対策
セキュリティが甘いネットワークカメラの使用 安全な通信方法の導入
ダミーカメラの設置 本物のカメラの設置を検討する
防犯カメラを設置したことによる油断 他の防犯対策を併用する
死角の存在 カメラの設置を専門家に依頼する
むき出しになった電源や配線 鍵付きボックスを使用する

 
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