遠隔カメラはWi-Fiなしでも使える!2つの種類や選び方を解説

遠隔カメラとは、カメラの設置場所から離れたところからでもWi-Fiや有線LANなどのネットワークを通じて、監視や操作が可能なカメラのことです。

近年は個々のカメラがIPアドレスを持ち、遠隔で映像の確認や音声・デジタル入出力などの情報を送受信できるネットワークカメラが増えています。

しかし、カメラの設置場所によっては通信状況が不安定で、安定した接続が確保できない場合があるのも事実です。

そこで本記事では、Wi-Fiなしでも利用できる遠隔カメラの種類や特徴・おすすめのカメラを解説します。

なお、株式会社MIYOSHIでは、SIM内蔵でオンライン・オフラインどちらでも利用できるウェアラブルカメラ「G-POKE(ジーポケ)」のレンタルを実施しています。

わずか165gの軽量設計で、身体に装着して持ち歩き撮影にも適している「G-POKE」については、下記をクリックのうえお問合せください。

>>>とりあえず問い合わせしてみる<<<

遠隔カメラはWi-Fiなしでも利用できる

遠隔カメラとは、手元にあるスマートフォンやPCなどで、遠隔地の状況を監視したり操作したりできるカメラのことです。

遠隔カメラはインターネットカメラが主流ですが、種類によってはWi-Fiなしでも利用できる場合があります。

下記は、Wi-Fiなしで利用できる遠隔カメラの活用シーンの一例です。

    【Wi-Fiなしの遠隔カメラ活用シーンの一例】

  1. 建設現場での進捗管理
  2. 災害時の状況把握
  3. 山間部での野生動物の観察
  4. イベント時のセキュリティ管理
  5. ペットの見守り など

次の章で、Wi-Fiなしでも利用できるカメラの種類を紹介します。

また下記の記事では、遠隔カメラを建設現場などで活用する「遠隔臨場カメラ」について解説しているので、関心のある方はご一読ください。

遠隔臨場カメラとは?おすすめカメラや注意点などを新しい実施要項に沿って解説

Wi-Fiなしで利用できる遠隔カメラ2つの種類

Wi-Fiなしで利用できる遠隔カメラは、主に下記の2種類です。

  1. LTEカメラ
  2. PoEカメラ

それぞれの特徴やおすすめの活用シーンを紹介します。

種類1.LTEカメラ

LTEはLong Term Evolutionを略したもので、3Gを進化させた携帯電話・スマートフォン用の通信規格の一つです。

LTEカメラは、LTE回線を通じてデータを送信するため、Wi-Fi環境がなくても電波が届く場所であれば利用できます。

特徴

・SIMカードを挿入し、LTE回線で映像を送信する

・遠隔地でもスマートフォンやPCから映像を確認できる

メリット

・スマートフォンアプリでリアルタイムに映像を確認できる

・屋外や移動体への設置も可能

デメリット

・データ通信料がかかる

・電波状況が悪い場所では、映像が途切れる場合がある

活用シーン

・建設現場の監視

・イベント会場などでの一時的な監視 など

 

>>>Wi-Fiなしで利用できるおすすめのLTEカメラはこちら<<<

なお、下記の記事ではWi-FiカメラとLTEカメラの違いを比較しているので、関心のある方はチェックしてみてください。

防犯カメラ・監視カメラはWi-FiとLTEどちらがおすすめ?

種類2.PoEカメラ

PoEカメラの「PoE」とは、Power over Ethernetを略したものです。PoEカメラは、レコーダーとモニター・カメラを1本のLANケーブルでつないで使用するタイプのカメラを指します。

特徴

・電源供給とデータ通信をLANケーブル1本で行う

・高解像度や夜間撮影機能など、高機能なモデルが多い

メリット

・LANケーブルを使用するため、安定した映像伝送が可能

・電源装置が中央集中して管理できるため、メンテナンスが容易

デメリット

・PoEをサポートするネットワーク機器が必要

・LANケーブルが届く範囲に設置する必要がある

活用シーン

・オフィス・企業・学校などネットワーク環境が整っている場所

・複数のカメラを連携して監視したい場合など

 
PoEカメラは、Wi-Fi環境がなくてもLANケーブルが敷設できる場所であれば利用できます。

>>>Wi-Fiなしで利用できるおすすめのPOEカメラはこちら<<<

【種類別】Wi-Fiなしで利用できるおすすめ遠隔カメラ2選

本章では、Wi-Fiなしで利用できるおすすめの遠隔カメラを種類別に紹介します。

  1. LTEカメラ:G-POKE|株式会社MIYOSHI
  2. PoEカメラ:‎OSX-JPPOE-W5004|安心商事株式会社 

ひとつずつ見ていきましょう。

おすすめ1.LTEカメラ:G-POKE|株式会社MIYOSHI

株式会社MIYOSHIが提供する「G-POKE」は、身につけてハンズフリーで撮影できるウェアラブルカメラです。

SIM内蔵のため、オフラインでも録画や操作が行えます。

価格 ¥9,800/月〜
特徴 ・わずか165gの軽量設計で身につけられて持ち歩きに適している
・ライブ映像通話やデバイス間での通話が可能
・三脚に固定し、定点カメラとしても利用できる
・タッチディスプレイで操作が簡単
・IP67※の防水防塵機能付き
・ナイトビジョンで夜間撮影も可能
おすすめ
活用シーン
・建設・土木現場の進捗・安全管理
・警備業界での見回りや教育
・駅や店舗などでのカスタマーハラスメント対策 など

※IEC(国際電気標準会議)およびJIS(日本産業規格)が定めた異物や水の侵入に対する保護等級を示す国際規格のこと

「G-POKE」は初期費用0円・カメラの発送・返却費用も不要で、ひと月あたり¥9,800〜ご利用いただけるレンタルカメラです。使用感を試してみたい方に1週間の無料お試し期間も実施しています。

 

誰にでも操作しやすい仕様で、幅広い世代で簡単に扱える「G-POKE」の詳細が気になる方は、下記からお気軽にお問い合わせください。

>>>とりあえず問い合わせてみる<<<

 

おすすめ2.PoEカメラ:‎OSX-JPPOE-W5004|安心商事株式会社

出典:amazon

‎OSX-JPPOE-W5004は、LANケーブルだけでカメラと本体を接続すればすぐに利用できるPoEカメラです。

無料のアプリをダウンロードするだけで、スマートフォン・PC・モニターなどでの遠隔操作を開始できます。

価格 ¥36,999
特徴 ・LANケーブルに防水コネクタが付いているため、接続部が雨に濡れず屋外でも使用できる
・500万画素の高画質
・赤外線LED搭載で、夜でも24メートル以内のものを見ることができる
・白色光ライトや赤外線ライトで夜間の鮮明な画像を撮影
・2TB HDDが内蔵され、常時録画が最大約60日可能
おすすめ
活用シーン
・家の周りの監視や夜間の安全確保
・複数の部屋やフロアを持つ場所での防犯
・留守中の防犯対策やペットの監視 など

 

複数のカメラを使って広範囲なエリアを監視できるため、大規模な施設や広い敷地でもセキュリティの死角を最小限に抑えることができます。

 

なお、下記の記事でもWi-Fi不要の防犯カメラの選び方を解説しているので参考にチェックしてみてください。

防犯カメラ・監視カメラはWi-Fi不要がおすすめ!選び方を解説

Wi-Fiなしで利用できる遠隔カメラの4つのメリット

Wi-Fiなしで利用できる遠隔カメラの主なメリットは、次の4つです。

  1. 通信環境に依存せずカメラ設置ができる
  2. 通信が安定している
  3. ハッキングのリスクが低い
  4. 通信費を抑えられる

メリットを知り、Wi-Fiなしで利用できる遠隔カメラの活用方法をイメージしてみてください。

メリット1.通信環境に依存せずカメラ設置ができる

メリットの1つ目は、Wi-Fiの電波が届かない遠隔地などでも通信環境に依存せずカメラの設置ができる点です。

例えば下記のような場所で活用できます。

  1. 山間部
  2. 工事現場
  3. 山小屋や別荘
  4. 地下室や倉庫 など

Wi-Fiなしで利用できる遠隔カメラは、時間帯によって無人になる場所・電波が届きにくい環境などに適しています。

メリット2.通信が安定している

2つ目はWi-Fi環境の不安定さに左右されないため、より安定した映像伝送が可能な点です。

例えば大型イベントやスポーツ競技など、多くの人が集まる場所ではWi-Fi信号が不安定になりがちですが、「Wi-Fi非依存のカメラ」であれば、途切れることなく高品質な映像を送信できます。また、地下駐車場やトンネル内など、電波が届きにくい場所での監視にも最適です。

メリット3.ハッキングのリスクが低い

3つ目のメリットとして、Wi-Fiにつながっていない遠隔カメラはハッキングのリスクが低い点が挙げられます。

ハッキングのリスクが低い主な理由は、下記のとおりです。

  1. 特定の端末(スマートフォンなど)と直接ペアリングして接続するため、外部からの不正アクセス経路が大幅に減る
  2. クラウドサービスや外部サーバーを介さずに直接データをローカルに保存することで、データ漏洩のリスクが低減する
  3. 多くのデバイスが接続される環境に比べて、Wi-Fi不要のカメラはネットワークから隔離されているため、他のデバイスを経由した攻撃を受けるリスクも低くなる

ただし、どんな製品でも絶対安全というわけではありません。カメラを選ぶ際には、メーカーのセキュリティ対策や製品の口コミなども参考にしながら、ご自身の環境に合ったものを選ぶことが重要です。

メリット4.通信費を抑えられる

インターネット回線の工事費用がかからないため、初期費用を抑えられる点もメリットです。

また通信プランの契約や通信費がかからないため、長期的に利用する場合でもランニングコストを低く抑えることができます。
 
なお、株式会社MIYOSHIが提供する「G-POKE」はレンタルカメラのため、初期費用0円で毎月月額使用料だけで利用することが可能です。加えてレンタル中のメンテナンスなども不要なため、ランニングコストを抑えて利用できます。

Wi-Fiなしで利用できる遠隔カメラの選び方

Wi-Fiなしで利用できる遠隔カメラを導入する際は、目的を明確にすると失敗のリスクを抑えられます。

下表で、「カメラを利用する目的と選ぶ際のポイント」をまとめたのでチェックしてみてください。

 

目的 チェックポイント
工事現場の進捗管理をしたい

・リアルタイムで撮影できるか

・通話できるか

・手ブレ防止機能はあるか

・防水防塵機能はどの程度か

災害時の状況把握をしたい

・広範囲を撮影できるか

・防水防塵機能はどれくらいか

夜間の施設を監視したい

・赤外線機能があるか

・暗闇をどの程度の高画質で保存できるか

イベント時のセキュリティ管理をしたい

・記録映像を高画質で録画できるか

・録画時間はどれくらいか

ペットを見守りたい

・動体検知のセンサーの感度はどうか

・動き追跡機能・録画機能・通知機能が充実しているか

野生動物の観察をしたい

・バッテリーの持続力はどれくらいか

・耐候性・防水防塵機能はどれくらいか

 

この他にも、製品のサポート体制や保証内容も事前にチェックしておくのがおすすめです。

遠隔カメラを利用する際の注意点

遠隔カメラを利用する際は、「個人情報保護法」に注意が必要です。具体的には、下記のような対応が求められます。

  1. 前もって従業員や現場関係者から同意を得る
  2. プライバシー保護のための規定をしっかりと設ける
  3. カメラを導入する目的やメリットを伝える

またウェアラブルカメラの場合、身につけて操作する特徴があるため、操作の際は作業を止めるなど安全への配慮が欠かせません。

さらに、遠隔カメラを設置して利用する場合は、下記のように「利用目的の明示」が必要です。

    【利用目的の一例】

    ・防犯目的
    ・安全対策
    ・交通量測量
    ・自然災害の監視 など

利用目的の明示は、周囲の人の理解を得て安心してもらえるようにするのが目的です。

下記の記事では、防犯カメラの使用とプライバシーについて解説しています。個人情報の保護に関する法律にも触れていますので、併せてご覧ください。

防犯カメラ設置時に気をつけたい法律とは?プライバシーに配慮しよう

Wi-Fi不要の遠隔カメラで安定した撮影をしよう

今回は、Wi-Fiなしで利用できる遠隔カメラを解説しました。Wi-Fiなしで利用できる遠隔カメラの主な種類は、次の2つです。

  1. LTEカメラ
  2. PoEカメラ

またWi-Fiなしで利用できる遠隔カメラには、下記のようなメリットがあります。

  1. 1.通信環境に依存せずカメラ設置ができる
  2. 2.通信が安定している
  3. 3.ハッキングのリスクが低い
  4. 4.通信費を抑えられる

遠隔カメラを選ぶ際は、カメラ設置の目的を明確にして目的に沿った機能を持ったカメラ選びが大切です。

 

株式会社MIYOSHIでは、小型ボディカメラ「G-POKE」のレンタルを実施しています。SIM内蔵でオフラインでも使用することができ、土木・建築業界・工場・警備業界など幅広いシーンで、遠隔からの監視が可能です。

ノイズ除去機能マイク搭載で、屋外でもクリアに音が拾える「G-POKE」については、下記のボタンから気軽にお問い合わせください。