現場監督とは?主な仕事内容や向いている人の特徴、役立つアイテムを紹介

工事をスケジュール通りに安全に進めるためには、現場監督の存在が欠かせません。
今回は、現場監督とは何をする人なのか、主な仕事内容や向いている人の特徴、現場での仕事に役立つおすすめのアイテムを紹介します。

現場監督って何をする人?

現場監督って何をする人?

現場監督とは、その名の通り「現場を監督する人」のことです。
現場監督は、全体工程、週間工程といった段階的な工程表を作成し、工事の進捗を確認しながら工事がスケジュール通りに終わるように調整します

また、品質管理や予算管理、安全管理なども現場監督の仕事です
万が一事故が発生した場合には、現場監督の責任が問われることになります。

現場代理人との違い

現場代理人は、施工や契約に関する事務処理をする役割を担っています。
現場監督は工事を管理する人、現場代理人は事務管理をする人です
現場代理人はどの工事にも必ずおかれる役割ではなく、一般的には現場監督の代表である現場所長が兼務する傾向にあります。
そのため、立場的には、現場監督よりも現場代理人のほうが上となることが多いようです。

現場監督の主な仕事・業務内容

現場監督の主な仕事・業務内容

現場監督は主に工程管理、品質管理、安全管理、原価管理の4つの業務があります。
工事に関わるすべてを管理するのが、現場監督の仕事です。そのため、業務内容は多岐に渡ります。

工程管理

現場監督は、予定された工期内に工事を完了させるため、各工程のスケジュール管理を行います。
例えば、全体工程表、月間工程表、週間工程表、ネットワーク工程表などの作成は、現場監督の主な仕事です。

また、期間内に工事を終えるには、多くの業者、作業員と関わり合いながら仕事をしなければいけません。
現場監督は、業者や材料の手配、進捗に応じた施工計画の再調整なども行うため、高いコミュニケーション能力が求められます。

品質管理

工事の品質管理についても、現場監督の仕事です。
材質や寸法、機能や強度などの基準が設計図や仕様書に定められた通りの品質を満たしているかなど、各工程でしっかりと確認しなければいけません。

また、品質や安全性を満たすかは評価対象ごとに設けられた試験方法で行い、その裏付けをするために写真撮影や施工記録の作成を行います。
現場監督には、試験の前に不具合に気がつく観察力と、問題を未然に防ぐリスクマネジメント能力が必要です

安全管理

工事現場は高所作業や重機の操作を必要とする作業が多く、ちょっとした不注意が重大な事故に発展することもあります。
そのため、現場監督は、作業員と周辺環境に配慮した安全管理を徹底しなければいけません。

作業中の声かけや安全点検、作業員の健康チェックはもちろん、作業員や業者に対する安全への意識・知識の普及を広めるための安全活動や危険予測活動(KYK)、SS運動(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)、ヒヤリハット運動などに取り組みます

現場での事故を未然に防ぐためにも、現場監督には高い危機管理能力が求められます。

原価管理

工事にかかる原価管理も、現場監督の主な仕事です。
施工計画をもとに実行予算を作成し、材料費や人件費など、実際の工事でかかる原価を管理していきます

原価管理を誤ると、大きな金銭的損害が生じる可能性があります。
そのため、現場監督は几帳面かつ数字に強い人が選ばれる傾向にあるようです。

現場監督が向いている人ってどんな人?

現場監督が向いている人ってどんな人?

どんな仕事にも向き・不向きがあります。
一般的に、現場監督には以下のような人が向いていると言われています。

リーダーシップがある

多くの作業員や業者が関わる工事現場では、確認不足や認識の相違によるミスが起こりやすいです。
現場監督は、作業員や関係業者と密接な連携をとりながら、工期の遅れや事故がないようにまとめていかなければいけません
そのため、現場監督にはリーダーシップがある人が向いていいます。

コミュニケーション能力が高い

現場監督に欠かせないのが、作業員一人ひとりとのコミュニケーションです。
現場の作業員は年齢も性格もバラバラなことがほとんどでしょう。
そのため、どんな相手とも適切なコミュケーションを図る能力がある人は現場監督に向いています

スケジュール管理ができる

現場ではさまざまなイレギュラーが起こりやすく、一歩先を読んだスケジュール管理が必要です。
いくつかの現場を並行して管理したり、複数の作業を同時に進めたりすることも多い現場監督は、工程や進捗を確認しながらスムーズに工事が進められるよう、スケジュール管理を徹底できる人が適任です

細かいところに気づける

現場監督は、ミスや事故のリスクを最小限に抑えたうえで、決められた工期内に質の高い工事を完了させる必要があります
細かいことに気づける人は、ミスや事故などのトラブルを未然に防ぐことができ、作業員一人ひとりの健康状態にも配慮できるため、現場監督に向いていると言えるでしょう。

責任感が強い

責任感が強い人も、現場監督に向いています。
現場監督は安全管理や工程管理といった重要な役割があります。
それらを遂行するためには強い責任感を持って仕事に取り組む必要があるでしょう。

臨機応変に対応できる

工事現場には予測不能な事態がつきものです。予定外・予想外な事態が発生した場合にも、冷静に対処する能力が求められます
どんなときにも臨機応変な対応ができるというのも、現場監督に必要な素質の一つです。

危機管理能力がある

現場では、ちょっとした気の緩みから大きな事故に発展する場合があります。
そのため、常にリスクを想定して動き、事前に対策を施せる危機管理能力のある人が現場監督に向いているでしょう

向上心がある

工事現場では、最新技術や仕様が頻繁にアップデートされています。
積極的に情報を取り入れたり、勉強したりすることは自身の能力を磨くことにも必要なことなので、現場監督は向上心を持って仕事に向き合える人に向いています。

できる現場監督に共通する特徴は?

できる現場監督に共通する特徴は?

続いては、優秀だと言われる現場監督とはどんな人なのか、共通する特徴を見ていきましょう。

作業員に信頼されている

指示を出しても作業員が聞く耳を持たなければ意味がありません。
優秀な現場監督は作業員からの信頼が厚く、だからこそ適切な現場管理を行うことができます。

スケジュールを遅らせない

予定通りに工事を終わらせることは非常に重要です。
工期を遅らせてばかりいる現場監督は、会社からも信頼されません。
できる現場監督は適切に現場を管理して、毎回スケジュール通りに工事を終わらせています。

一歩先を読んで行動できる

現場を統括しなければいけない現場監督は、想定外のトラブルに備えて、一歩先を読んで行動しています。
トラブルを1つでも多く回避して、重大な事故に繋がらないようにしたり、無用な手間や負担を減らしたりするのも、信頼される現場監督として必要なことです

役立つ技術やアイテムを積極的に取り入れる

現場監督に求められているのは、臨機応変な対応です。
いつまでも同じやり方を貫くのではなく、役立つ技術やアイテムを発見したら適宜取り入れることが望ましいでしょう。

できる現場監督が必ず使うお役立ちアイテムは?

できる現場監督が必ず使うお役立ちアイテムは?

ここからは、臨機応変に作業を進めていくためにも、できる現場監督が必ず使用しているお役立ちアイテムを紹介します。
ぜひ、現場で役立つアイテムをそろえて、作業効率をアップさせていきましょう。

監視カメラ

できる現場監督が必ずといっていいほど導入しているお役立ちアイテムが「監視カメラ」です。
現場監督は現場全体を管理する必要がありますが、広い工事現場の場合、現場全体を巡回するのは大変です。
リアルタイム監視が可能なカメラなら、スマホやタブレットから離れた場所の映像も確認できるので、見えない場所にいる作業員にも適切な指示を出すことができます
現在の工事の進捗状況が一目で分かるので、翌日以降のスケジュールを立てるのに便利です。

タブレット

最近は、紙の図面ではなくタブレットを持ち歩く現場監督が多いです。
特に、複数の現場を掛け持つ現場監督の場合、それぞれの現場の図面を紙で持ち歩くのは大変です。
図面や仕様書をデータ化して保存しておけば、タブレットを使って必要な情報をすぐに確認できます

また、工事現場には、小さなトラブルから重大事故、自然災害まで、さまざまな危険が潜んでいます。
タブレットがあれば、現場に設置した監視カメラ映像にいつでもアクセスできるため、トラブルが起きても速やかに対処できます。

スマホ対応手袋

タブレットと一緒に合わせて持っておきたいのは、スマホ対応手袋です。
手袋を外すことなくタブレットやスマホを操作できるため、業務の効率が上がります
また、寒さで指先の動きが悪くなる冬場の防寒対策や、安全対策としても重宝されます。

現場監督向けの便利なアイテムは、ほかにもたくさんあります。
詳しくは、以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

【現場監督向け】そろえておきたい便利な工具・グッズを紹介

多くの現場監督から選ばれる人気の監視カメラとは?


今回は、現場監督に向いている人の特徴やできる現場監督が必ず導入しているお役立ちアイテムについて紹介しました。
多くの現場監督は、現場管理に欠かせない監視カメラを導入しています。多くの現場監督に支持される人気のカメラが、カンタン監視カメラG-camです。
G-camには、防塵防水機能やリアルタイム監視機能など工事現場の管理に欠かせない機能が備えられています。

現場管理にお悩みの方やできる現場監督を目指す方は、ぜひ監視カメラの活用をご検討ください。