
屋外に防犯カメラを設置する場合、通常は取付工事や配線工事が必要ですが、なかには工事不要で簡単に設置できる屋外用の防犯カメラも販売されています。
そこで今回は、工事不要な屋外用防犯カメラの選び方、おすすめのカメラについて紹介します。
目次
屋外用防犯カメラは工事不要がおすすめ

防犯カメラを屋外に設置する場合、カメラ本体の取付工事、モニターや録画装置、LANケーブルなどをつなぐ配線工事など、設置工事になるのが一般的です。
防犯カメラの屋外設置を業者に依頼する場合、防犯カメラの購入代金とは別に、工事にかかる費用も負担しなければなりません。複数の防犯カメラを設置する場合はそれぞれに費用がかかるため、導入時にかかる初期費用の負担がネックとなるケースも少なくないでしょう。
屋外用防犯カメラのなかには、このような工事が不要で、自分たちで簡単に取り付けができるタイプもあります。
また、ケーブル工事が不要な防犯カメラの場合、スマホやPCで遠隔監視できるものも多いです。
ただし、工事不要な防犯カメラは「室内用」「家庭用」というケースも多いため、屋外設置が可能かどうかも、しっかりと確認して選ぶようにしましょう。
工事不要な屋外用防犯カメラの種類

ケーブルなどの工事不要な屋外用防犯カメラには、LTEタイプやWi-Fiタイプ、電池タイプなどがあります。
ここでは、3種類の工事不要な屋外用防犯カメラについて、詳しく紹介します。
LTEタイプ
LTEタイプは本体にSIMが内蔵されていて、携帯電話用の通信回線を使用してインターネットに接続できる防犯カメラです。Wi-Fiルーターを設置できない場所でも利用できるというメリットがあります。
また、LTEタイプの防犯カメラは通信状態が安定しており、日本国内のほとんどの地域で利用できるため、電源が確保できる場所であれば、屋外でも設置場所に悩む必要がありません。
Wi-Fiタイプ
Wi-Fiタイプは、Wi-Fiが届く範囲内であれば設置場所を自由に移動させることができる防犯カメラです。
ただし、Wi-Fiタイプの防犯カメラは、Wi-Fi環境の整った場所でしか利用できません。
また、天候や障害物などによって通信が不安定になりやすく、映像が途切れたり、画質が荒くなったりと不具合が出ることもあるので注意が必要です。
電池タイプ
電池タイプの防犯カメラは、電源がない場所でも使用できるというメリットがあります。
電源の配線工事も必要ないので、初期費用を抑えることが可能です。
ただし、24時間常時録画をする場合は電池の消耗が激しく、たびたび交換が必要となる点がデメリットと言えます。

工事不要な屋外用防犯カメラの選び方

工事不要な防犯カメラのなかには、屋外設置に向いているもの、向いていないものがあります。ここからは、工事不要な屋外用防犯カメラを適切に選ぶためのチェックポイントを紹介します。
チェックポイント1|撮影範囲
工事不要な屋外用防犯カメラを選ぶのであれば、広い範囲を1台でカバーできるものがおすすめです。
屋外に設置する防犯カメラは、撮影範囲が広がる分だけカメラの台数が必要になります。しかし、複数台設置が必要になると、その分費用が嵩むためです。
「防犯カメラで撮影できる範囲はどれくらい?確認方法や注意点を解説」
チェックポイント2|初期費用
複数台の屋外用防犯カメラを設置するなら、初期費用を抑えて設置ができるかも重要な判断基準です。防犯カメラ本体の費用や、オプションを含めた最終的にかかるコストを比較して選びましょう。
レンタルカメラや、実際の防犯カメラの中にダミーカメラを混ぜて活用するのも良い方法です。
「ダミーカメラとは?効果やメリット・デメリットを解説」
チェックポイント3|電源方式

電源方式には主に「AC給電」と、配線が不要な「バッテリー充電式」「乾電池式」「ソーラー充電式」があります。
AC給電方式は、近くにコンセントがあれば常時安定した電源供給ができます。
一方、配線が不要なタイプは設置の自由度が高く導入しやすい反面、動作時間を適切に管理し、定期的な充電や電池交換を行う必要があります。
チェックポイント4|遠隔監視ができる
工事不要の屋外用防犯カメラを選ぶときは、遠隔監視ができるかチェックしましょう。インターネットに接続できるネットワークカメラは、スマホやパソコン、タブレットなどから防犯カメラの映像をいつでもリアルタイムで確認できて便利です。
チェックポイント5|映像の送信方法
屋外用防犯カメラを選ぶときは、LTEやWi-Fiなど、映像の送信方法も確認しましょう。どちらも電波が届く範囲であれば配線工事が要らず設置しやすいですが、Wi-FiはLTEよりも通信が不安定になりやすいので注意が必要です。
チェックポイント6|映像の保存方法

屋外用防犯カメラは、SDカードやHDD、クラウド保存などの保存方法があります。防犯カメラにSDカードやHDDが内蔵されたタイプは、データ保存容量を超えると、古い映像は上書きされるのが一般的です。
クラウド保存はインターネット上のクラウドストレージに記憶するため、膨大なデータも保存できます。屋外で24時間常時録画するのであれば、クラウドタイプが良いでしょう。
「クラウドカメラとは?メリット・デメリットや選び方、活用シーンを解説」
チェックポイント7|画素数(解像度)
防犯カメラの画質は、映像の鮮明さを左右する重要な要素です。標準的な画質としては、200万~400万画素のものが目安とされています。
この程度の画素数があれば、人物の顔や車のナンバーなど、防犯に必要な情報をしっかりと識別できます。
チェックポイント8|目的に合った機能性
工事不要の防犯カメラでも、屋外に合った機能性のあるものを選ぶ必要があります。例えば、以下のような機能性に注目しましょう。
防塵防水機能
屋外は雨風に晒されるため、防水機能が備わった防犯カメラでなければ故障する可能性があります。砂埃や衝撃、防水にも強いIP66相当以上の防塵防水機能のあるカメラなら、建設現場や工事現場、コインパーキングなどへの設置に適しています。
赤外線機能
24時間常時録画をするのであれば、赤外線機能付きのものを選びましょう。赤外線機能付きであれば、暗闇の中でも防犯カメラの映像を残すことができます。
「赤外線カメラの仕組みとは?メリットや選び方、注意点を解説」
音声機能
屋外用防犯カメラには、音声機能付きのものがおすすめです。録音機能があれば映像に映っていない情報を得られますし、不審者を検知した際に鳴るアラーム機能があれば、離れた場所からでも威嚇できるでしょう。
また、マイク・スピーカーで双方の音声機能があれば、離れた場所からでも現場の人と会話できて便利です。
「監視カメラで音声録音はできる?録音する2つの方法やメリット・注意点を解説」
人感センサー機能
屋外用防犯カメラは、自動で不審者を検知してくれる人感センサー機能があると便利です。赤外線や超音波などで映像内に人や動物が映ると、アプリなどで通知してくれる防犯カメラもあるので、不審者を見つけるのに活躍するでしょう。
「人感センサー付き防犯カメラがおすすめ!どんなシーンで役立つ?」
動体検知機能
人感センサー同様に、屋外の防犯カメラには動体検知機能があると便利でしょう。動体検知機能は、前後の映像で大きな変化があった場合に異常があると判断し、アプリなどで通知したり、アラートを出すことも可能です。
「動体検知カメラとは?メリット・デメリットや選び方を解説」
チェックポイント9|取り付けが簡単にできる
屋外用防犯カメラは、取り付けが簡単なものがおすすめです。工事不要で自分たちで簡単に取り付けられるものなら、初期費用をさらに抑えることができるでしょう。
また、移動も簡単にできるので、工期が決まっている建設現場や工事現場では、次の現場に移して利用できます。

工事不要の屋外用防犯カメラ「G-cam」がおすすめな理由

屋外に防犯カメラを設置する際、「工事が面倒」「配線がごちゃごちゃする」「無線LAN(Wi-Fi)の電波が届かない」といった懸念点から導入を諦めてしまうケースは少なくありません。
そこでおすすめしたいのが、弊社が提供する屋外設置工事不要の防犯カメラ「カンタン監視カメラG-cam」です。特におすすめのポイントを3つ紹介します。
無線LANやWi-Fiも不要
「G-cam」が屋外設置でも工事不要でおすすめできる最大の理由は、モバイルLTE回線を利用している点にあります。
一般的な屋外用防犯カメラは、映像データを記録・送信するために、設置場所に電源工事や、有線LANケーブルの敷設、または無線LAN(Wi-Fi)の環境が必要です。しかし、G-camはこれらの面倒な作業や環境を一切必要としません。
G-cam本体にモバイルSIMと設定済みのルーターを内蔵しているため、カメラを設置するだけで、映像データはモバイルLTE回線を通じてクラウドサーバーなどに送信されます。
設置場所の自由度が格段に上がり、初期導入の手間とコストを大幅に削減できます。
理由2|初期費用は¥0
G-camの導入メリットとして、初期費用が一切かからない点もあげられます。
多くの防犯カメラでは、カメラ本体の購入費、設置工事費、レコーダーなどの周辺機器費用など、まとまった初期費用が発生します。
しかし、G-camはレンタル形式を採用しているため、カメラ本体の購入費用や、本来かかるはずの工事費用(G-camは工事不要のため)が不要となり、初期費用は0円です。
お客様が負担するのは月額費用のみとなり、初期投資を大幅に削減できます。月額費用は9,800円(税抜)からで、1か月単位での契約が可能です。
この柔軟な契約形態は、建設現場やイベント会場など、利用期間が限定的な場所での防犯・監視対策にも非常に適しています。予算面でのハードルを下げることで、より多くの場所で手軽に防犯対策を講じることが可能です。
「G-cam」の導入事例
G-camは、多様な企業や現場で導入され、課題解決に貢献しています。ここでは、具体的な導入事例をいくつかご紹介します。
清水建設株式会社様
清水建設株式会社様では、現場全体の安全管理を目的にG-camを導入しました。
現場全体を俯瞰できるタワークレーンに2台の監視カメラを配置した結果、現場に赴かずとも、リアルタイムで現場の状況や進捗、不安全行動の有無といった重要な情報を確認できるようになりました。これにより、安全管理の効率化と質の向上を実現しています。
株式会社東京ドーム様
株式会社東京ドーム様では、バックヤードの防犯対策や安全管理が課題でした。
しかし、G-camの導入により、カメラ映像でバックヤードを俯瞰できるようになり、混雑する時間帯を意識した効率的な巡回が可能となりました。大規模施設における限られたリソースでの効果的な警備に役立てていただいております。
株式会社J.SECURITY
警備業界においては、人手不足対策や、電源・通信環境が整っていない場所での監視強化策が大きな課題です。株式会社J.SECURITY様は、これらの課題に対応するためG-camを導入していただきました。
リアルタイムで映像を確認できることで、警備の効率化に大きく貢献しております。イベント配信やマーケティングなど新たな付加価値の創出にもつながっています。
屋外用防犯カメラは工事不要なタイプを選ぼう

今回は、工事不要で設置できる屋外用防犯カメラについて紹介しました。
工事不要な防犯カメラは「室内用」「家庭用」というケースが多いので、屋外に設置できるかどうかを必ず確認して選びましょう。
また、なかにはWi-Fi環境が整った場所でしか利用できないタイプもあり、場所によっては通信が不安定になりやすいというデメリットもあります。
工事不要なG-camは、屋外設置に最適な機能を備えています。
また、取り付けも簡単にできるので、届いた日からすぐに監視をスタートすることも可能です。
工事不要な屋外用防犯カメラをお探しの方は、ぜひG-camにご相談ください。


