防犯カメラの死角をなくすには?原因と対策、おすすめのカメラを紹介

防犯カメラの死角が生まれる原因は、カメラの設置場所や機種の選定ミス、物理的な障害物などさまざまです。本記事では、防犯カメラの死角の原因と対策、死角を減らすカメラの選び方などを紹介します。

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防犯カメラの死角になりやすい場所・エリアとは?

まずはじめに、防犯カメラの死角になりやすい場所・エリアを2つ紹介します。

  1. 防犯カメラの真下・カメラに近すぎる場所
  2. 店舗・施設・工事現場などでありがちな死角エリア

防犯カメラの種類によって監視可能となる範囲は異なりますが、防犯カメラの性質上、どのようなタイプの防犯カメラであっても死角というものは存在します。

死角1.防犯カメラの真下・カメラに近すぎる場所

防犯カメラは構造上、レンズの画角の範囲外となる真下や、カメラに近すぎる場所が死角になりやすい傾向があります。カメラが特定の範囲を監視するように設計されているため、近距離の空間はカバーしきれないことが主な原因です。

▲カメラのすぐそばや真下は死角になりやすい

例えば、天井に取り付けられたカメラの真下に物や設備があると、その部分がカメラの視野から外れてしまい、不審な動きやトラブルの瞬間を見逃すおそれがあります。

死角2.店舗・施設・工事現場などでありがちな死角エリア

店舗・施設でありがちな死角エリアと原因の例は、下記のとおりです。

死角エリア死角が生じる主な原因
レジ横の物陰やカウンター下物陰やカウンターによって視界が遮られるため
柱・棚・車両などの陰になる場所大きな構造物や障害物でカメラの視界が遮断されるため
店舗・施設・現場の隅や曲がり角カメラの画角が届かず、視認範囲から外れやすいため
夜間の出入口周辺光量不足で映像が暗くなり、死角化しやすいため

店舗・施設・工事現場では、上記のような場所に加え、出入口が複数あって全体を一度に見渡せないような構造になっている場合も、死角ができやすくなります。

防犯カメラに死角が生まれる4つの原因と対策

本章では、死角が生まれる4つの代表的な原因と対策をセットで紹介します。

  1. 棚や柱など物理的な障害物が多い
  2. カメラの設置場所や高さが適切ではない
  3. 複数台のカメラが連携できていない
  4. 死角を生みやすいレンズや機種を使っている

原因1.棚や柱など物理的な障害物が多い

店舗や倉庫では、商品棚・ラック・柱・間仕切りなどが視界を遮り、死角を生む要因になっています。例えば、棚の陰での万引きや、柱の裏での不審な動きなどは、カメラがとらえにくくなるケースの一つです。

特にカメラと被写体の距離が近い場合、ちょっとした障害物でも画角外に外れてしまうことも少なくありません。
レイアウト変更時は、死角が増えていないか再確認しましょう。

対策|障害物の裏もカバーする

複数のカメラを設置し、互いの死角をカバーするように配置します。

例えば、棚や柱の裏側が見えるよう、反対側や斜め方向からサブカメラを設置する、棚の高さよりも高い位置からカメラを設置するなどが対策例です。

可能であれば、死角を作り出す原因となる棚やパーティションの配置を見直し、カメラの視野を遮らないように工夫しましょう。

原因2.カメラの設置場所や高さが適切ではない

設置場所が低すぎたり、高すぎたりすると、カメラの視野が限られてしまいます。

ありがちなミスは次のとおりです。

  • 天井に高く設置しすぎて人物の顔が映らない
  • 背の高い什器に遮られる位置に設置
  • 斜めの角度ばかりで足元や細かい動作が見えない

この他にも出入り口や窓に近すぎる位置にカメラを設置した場合、逆光の影響で被写体が黒く潰れてしまい、重要な情報が読み取れない「映像の死角」が発生することがあります。

対策|出入口や手の届かない高さに設置する

一般的には、天井から2.5〜3m程度の高さにカメラを設置することが理想的です。防犯カメラを適切な高さに設置することで、カメラ本体への物理的な攻撃やケーブルを切断されるリスクを減少できます。

高すぎると顔が映らず、低すぎると棚などに遮られてしまいます。動線や障害物の位置も踏まえて最適な角度を調整しましょう。

原因3.複数台のカメラが連携できていない

1台ではカバーしきれない広いエリアや複雑なレイアウトでも、複数台のカメラを適切に配置すれば死角は大きく減らせます。
しかし台数を増やしても視野が重ならず、カバー範囲に空白があると死角が残る場合があります。

加えて店舗の出入口や曲がり角、バックヤードなどは死角ができやすい場所です。映像が連携・統合されるように、設計段階での全体配置の見直しが効果的です。

対策|動線を意識してカメラを連携配置する

出入口や通路などでは、撮影したい対象物に合わせてカメラを複数台配置することで死角を減らせます。配置方法にはいくつかのパターンがあります。

正面位置進行方向に対して正面から撮影し、顔や姿を鮮明に記録できる配置
クロス位置対角線上にカメラを設置し、互いに死角を補いながら監視範囲を広げる配置
ラウンド位置通路や出入口を囲むように設置し、進入から退出までを連続的に記録できる配置

なお広範囲を監視する場合は、360°カメラやPTZカメラの活用もおすすめです。

原因4.死角を生みやすいレンズや機種を使っている

カメラのスペックも死角の有無に大きく関わります。死角ができやすいカメラの機能は、下記のとおりです。

  • 焦点距離が長く、画角が狭い(望遠寄り)
  • 固定式で角度調整できない
  • パン・チルト非対応
  • 暗視機能が弱い

対策|用途に合ったカメラを選ぶ

監視したい場所の広さや目的(全体を広く見渡したいのか、特定の場所を詳細に監視したいのか)に応じて、最適なレンズや機種を選びましょう

広い範囲を見渡したい広角レンズ搭載カメラ(画角100°以上)
撮影方向を悟られず防犯効果を高めたいドーム型カメラ
複数方向を順番に監視したい・遠隔で操作したいPTZカメラ(パン・チルト・ズーム機能付き)
暗い場所や夜間も監視したい赤外線カメラ

防犯カメラの死角を減らすために事前に立てるべき4つの計画


カメラを設置して死角をなくすために、事前に立てるべき主な計画は下記のとおりです。

監視エリアとカメラ台数を決める犯罪やトラブルが起きやすい場所をリストアップし、必要なカメラの台数を検討する
カメラの種類と性能を選ぶ用途に合わせて、ボックス型・ドーム型・PTZ型などから最適なカメラを選ぶ
設置場所と角度を検討する障害物のない場所を選び、犯罪抑止のため手の届かない高さに設置する
電源・配線ルートを確認するコンセントの位置を確認し、配線ルートを検討する

事前に計画を立て、現場の状況に応じて柔軟に調整すれば死角の少ない監視体制を整えることができます。現地調査や図面を活用しながら、無理のない設置プランを検討しましょう。

死角のリスクを減らす防犯カメラの選び方

死角のリスクを効果的に減らすためのカメラ選びのポイントを4つご紹介します。

  1. 広範囲を映せる視野角が広いカメラを選ぶ
  2. 撮影方向がわかりにくいドーム型カメラを選ぶ
  3. レンズが自在に動くパン・チルト・ズーム(PTZ)カメラを選ぶ
  4. 録画解像度が高く、夜間も鮮明に映る暗視カメラを選ぶ

選び方1.広範囲を映せる視野角が広いカメラを選ぶ

視野角(水平・垂直にどれだけ映せるか)が広いカメラは、それだけで死角を大きく減らせます。

▼ポイント
・画角が100°以上の広角レンズなら、1台で広範囲をカバー可能
・狭い通路や角などでも、見落としを防げる
・天井中央などに設置すれば、1台で360°近く映すことも

▲360°カメラで空き家を撮影した様子

出典:360°カメラで空き家バンク登録物件を撮影しました!/那賀町公式ホームページ

▼注意点
・広角になるほど映像の端が歪んで見える「樽型歪曲」が起こることがある
・細部が不鮮明になりやすく、人物の特定などが難しくなる場合がある

カメラの撮影範囲については、下記の記事でも詳しく解説していますので、ご覧ください。

選び方2.撮影方向がわかりにくいドーム型カメラを選ぶ

ドーム型カメラはレンズが透明カバーの中にあるため、どこを映しているのかが外からわかりにくい構造です。そのため監視の範囲を特定されにくく、死角を狙った行動を抑止できます。

▼ポイント
・撮影方向を特定させないことで、死角を狙われるリスクを減らす
・レンズ部分がカバーで保護されているため、屋外の雨風・ホコリ・いたずらにも強い
・見た目が比較的シンプルで、景観を損ないにくい

ドーム型のカメラについての詳細は、下記の記事でも解説していますのでご覧ください。

選び方3.レンズが自在に動くパン・チルト・ズーム(PTZ)カメラを選ぶ

PTZカメラとは、遠隔操作で「パン(左右)」「チルト(上下)」「ズーム(拡大・縮小)」を自由に調整できる高性能カメラです。

▼ポイント
・オペレーターが遠隔操作でレンズの位置を変更し、死角を巡回的にチェックできる
・不審な動きを察知した際に、拡大して詳細を確認できる
・AIや自動追尾機能が付いている機種なら、不審な動きを自動追跡することも可能

「いろんな方向を1台で見たい」「状況に応じて見たい場所を変えたい」場合には、PTZカメラが効果的です。

なお、株式会社MIYOSHIではレンズ横回転最大350°縦回転最大90°真下・真後ろまで監視できるカンタン監視カメラ「G-cam」のレンタルを実施しています。

定点観測ではなく、レンズが縦横幅広く回転するため、ほぼ死角がなく少ないカメラ台数で広範囲をカバーでき、コストや設置の負担を削減できるのが特徴です。

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選び方4.録画解像度が高く、夜間も鮮明に映る暗視カメラを選ぶ

死角の問題は「映っていない」だけでなく、「映っていても判別できない」場合にも発生します。該当するのは、例えば下記のようなケースです。

  • 夜間の映像が暗くて人物の顔が見えない
  • 映像の解像度が低くて車のナンバーが読めない
  • 逆光やまぶしすぎる照明で、人物が真っ白に飛んでいる
  • 画質は高くても、遠すぎて誰かわからない
  • 映像にゴミや水滴が付着していて映像が不鮮明
▼チェックしたいスペック
・フルHD(1080p)以上の高解像度
・赤外線(IR)ナイトビジョンや低照度カラー撮影機能の有無
・夜間や薄暗い場所でも、人物の顔や車両ナンバーを判別可能か
・防水防塵機能

ただし、解像度が高いほど録画データ量が大きくなるため、保存容量とのバランスも検討しましょう。

▲夜間でも自動で赤外線に切り替わり、鮮明な画像で撮影できるG-camの映像

死角対策だけじゃない!防犯カメラの設置で押さえておくべき3つの注意点


防犯カメラや監視カメラを効果的に運用するには、「設置によって死角を減らす」だけでなく、トラブルや誤解を防ぐための注意点にも目を向ける必要があります。

【1.プライバシーへの配慮】
 利用目的を明示し、掲示や設置角度で映り込みを防止。公共空間では事前確認も必要。
【2.セキュリティ対策の徹底】 
通信暗号化・IP制限・強固な認証・最新ソフト更新で不正アクセスや改ざんを防止。盗難防止の設置工夫も有効。
【3.保守・メンテナンスの継続】 
レンズ清掃や角度確認、録画データの正常保存チェックを定期的に実施し、長期的な監視精度を維持。

なお、プライバシーと法律に関しては、下記の記事で詳しく解説しています。注意点や守るべきマナーを今一度ご確認ください。

防犯カメラの死角をなくして安心の防犯体制を構築しよう


防犯カメラの死角は、設置場所の工夫や複数台の連携、用途に合った機種の選定で大幅に減らすことができます。万が一のトラブルを見逃さないために、死角対策をしっかり実施しましょう。

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