
SIM対応の防犯カメラとは、携帯電話回線を利用してネットワークに接続できる防犯カメラのことです。SIM対応防犯カメラの特徴やメリットなどを理解しておかないと、監視目的に合った製品を選べなくなってしまいます。
そこで今回は、SIM対応防犯カメラの概要やメリット・デメリット、選び方のポイント、注意点について説明します。
目次
SIM対応の防犯カメラとは

本章では、SIM対応の防犯カメラについて、次の内容を説明します。
・SIM対応防犯カメラの仕組み
・SIM対応防犯カメラは月額料金が発生する
なお、SIMカードのサイズは1つではなく、標準SIM・microSIM・nanoSIMの3種類があります。使用する防犯カメラに対応しているサイズのSIMカードを選ばないと、挿入できないためご注意ください。

SIM対応防犯カメラの仕組み
SIM対応の防犯カメラとは、防犯カメラの内部に「SIMカード」を挿入して使用するカメラのことです。
「SIMカード」を挿入するとキャリア(自身の通信回線を持っている会社)のネットワークに接続して通信サービスを利用できるようになるため、Wi-Fi環境がない場所でも遠隔監視ができるようになります。
SIMカードを利用することでWi-Fi環境に依存せず、どのような場所でも設置できます。SIMカードには3つの種類があり、大きさが異なります。

※参考:覚えておきたい!SIMカードの基礎知識|y.u mobile
使用する防犯カメラによって対応しているサイズが異なるため、確認してから購入しましょう。
SIM対応の防犯カメラは、撮影した防犯カメラの映像をスマートフォンなどで確認できるため、リアルタイムで現場の状況を確認できるメリットがあります。
▼防犯カメラのスマホ連動の仕組みについて詳しくは
「防犯カメラのスマホ連動とは?メリットや活用シーンを解説」
SIM対応防犯カメラは月額料金が発生する

SIM対応の防犯カメラを使用する際は、本体価格に加えて毎月の通信費用がかかります。本体価格は性能に応じて異なります。
データ通信の料金は、携帯会社や契約の内容によって異なりますが、1ヵ月あたり数百円〜1万円程度です。自分の使用状況に合わせた1ヵ月の通信量を知りたい場合は、次の計算式をご利用ください。
ビットレートとは1秒あたりの送受信データ量です。画素数やフレームレートが高い場合、ビットレートも増えるため、通信量の大きいプランがおすすめです。
なお、防犯カメラとSIMがセットになって販売・レンタルされているサービスもあります。例えば、カンタン監視カメラ「G-cam」では、30GBプラン9,800円/月でレンタルを実施中です。通信量が大きい方向けに、無制限プラン18,000円/月もあります。

「G-cam」はモバイルSIMと設定済みルーターを内蔵しているため、SIMカード選びに悩むことはありません。「SIMのプランがたくさんあって選べない」という方におすすめの監視カメラです。
なお、防犯カメラを使用する際には、電気代も必要です。
▼防犯カメラの電気代について詳しくは
防犯カメラの電気代は1ヵ月いくら?計算方法や電気代を抑えるコツも解説
SIM対応防犯カメラのメリット・デメリット

SIM対応防犯カメラには、メリット・デメリットがあります。それぞれを表にまとめましたので、ご覧ください。
| メリット | デメリット |
| ・ネットワーク工事が不要である ・スマートフォンやPCと連動できる ・安定した映像を確認できる ・遠隔操作ができる | ・通信制限がかかる場合がある ・キャリアの電波が届かない場所では使用できない |
メリット|導入の手間が少ない/安定性が高い
SIM対応防犯カメラは、SIMカードを利用してデータ通信を行うため、LANケーブルの配線工事やWi-Fi環境の構築が不要で、電源に接続するだけで監視を始められます。
多くのSIM対応防犯カメラはスマホやPCと連携でき、離れた場所から映像を確認できます。LTE回線(携帯電話における通信規格のこと)を使うSIMカードは障害物の影響を受けにくく、Wi-Fiより通信が安定しやすいため、映像の乱れや録画不具合が起こりにくいのが特徴です。
また、多くのカメラには遠隔操作機能があり、レンズを上下・左右に動かして広い範囲を監視できます。現場へ行かなくても細かな状況確認ができるため、監視業務の効率が上がります。
デメリット|通信制限がかかる可能性がある/電波が必要

SIM対応防犯カメラは、契約しているデータ量が少ないと通信制限がかかる点がデメリットです。通信制限がかかると通信速度が遅くなり、映像が乱れる場合があります。その対策として、以下のような方法があります。
・映像データの確認頻度を減らす
・使用頻度に合わせたデータプランを契約する
また、キャリアの電波が届かない場所では、防犯カメラが使用できないことがあります。設置予定の場所で通信できるかどうかを事前に確認しましょう。
通信可能エリアの確認は、各通信会社が公開している「サービスエリアマップ」で行えます。防犯カメラを設置したい場所の住所を入力すると、通信サービスの利用可否がわかります。設置時のトラブルを防ぐためにも、事前に確認しましょう。

※参考:通信・エリア | NTTドコモ
SIM対応防犯カメラの利用シーン

SIM対応の防犯カメラは、次のような場所での利用がおすすめです。
| おすすめの場所 | おすすめの理由 |
| 建設・工事現場 | ・進捗状況の確認や安全管理に活用できる ・資材の盗難対策もできる |
| 遠隔地・僻地 | ・山間部や太陽光発電など、ネットワーク環境が整っていない場所で活用できる |
| 農業・畜産現場 | ・農場や畑での盗難防止や状況確認に利用できる |
| 移動が必要な場所 | ・工事の進捗に合わせて監視対象が移動する際などに活用できる |
インターネット環境が整っていない場所や迅速な監視が必要な場所、遠隔監視が必要な場所に向いています。上記のような場所で利用したい場合、通信状況などを確認してから利用しましょう。
事例|バーチャル高校野球でのリアルタイム配信
株式会社 広島ホームテレビ様は、夏の甲子園 地方大会のリアルタイム配信で、「G-cam04」を活用されています。最大6会場で同時進行する試合のスコアボードを、放送局から遠隔で確認する必要がありました。
「G-cam04」は低遅延で、屋外でも安心して使える防塵防水仕様を備えています。モバイルSIMとルーター内蔵で、電源につなぐだけですぐ使用できるため、設置や撤収も手早く行えます。
この導入によって、BSOカウント担当者の移動時間を片道最大2時間削減し、現地へ行かなくても記録できる仕組みが整いました。その結果、最大6会場・50試合以上の配信を無理なく進められるようになり、高画質映像でスコアボードもはっきり確認できるようになったことで、業務全体の効率化に大きく貢献しています。
通信量を見積もる際の計算式は以下の通りです。
ビットレートとは、1秒あたりの送受信データ量を指します。画質やフレームレートが高いほど通信量は増えるため、長時間・高画質で監視する場合は、通信容量に余裕のあるプランを選びましょう。
ポイント2.ネットワークの初期設定が簡単か
SIM対応防犯カメラは、ネットワーク設定が必要な機種もあります。設定が複雑だと、設置や運用開始までに時間がかかってしまいます。
そのため、SIMカードやルーターがあらかじめ設定済みのカメラを選ぶと安心です。
例えば、カンタン監視カメラ「G-cam」は、モバイルSIMと設定済みルーターを内蔵しているため、電源につなぐだけで使用できます。専門知識がなくても、すぐに遠隔監視を始められる点が大きなメリットです。
ポイント3.防塵防水機能はあるか
屋外でSIM対応防犯カメラを使用する場合、防塵・防水性能は非常に重要です。雨風や砂ぼこりにさらされる環境では、故障リスクが高まるためです。
そのため、IECやJISが定める保護等級のうち、IP66相当以上の防塵防水性能を備えたカメラを選ぶと安心です。
ポイント4.赤外線機能はあるか
防犯目的で使用する場合、夜間の監視は欠かせません。赤外線機能を搭載した防犯カメラであれば、光源がない暗闇でも人物や物体を撮影できます。
夜間の侵入や盗難が想定される場所では、赤外線照射距離や映像の鮮明さもあわせて確認しましょう。
SIM対応防犯カメラを導入する際の注意点
SIM対応防犯カメラを導入する際は、次の点に注意しましょう。
2. 設置場所の電波状況を事前に確認する
3. プライバシーへの配慮を徹底する
特に通信量の管理は重要です。通信制限がかかると、映像確認や録画に支障が出る可能性があるため、利用状況を定期的に確認しましょう。
また、人物が映り込む場所では、個人情報保護法に配慮した運用が必要です。カメラ設置の告知や撮影範囲の調整を行い、トラブルを防ぎましょう。
SIM対応防犯カメラで効率的な監視を実現しよう
SIM対応防犯カメラは、ネットワーク工事不要で遠隔監視ができる便利な防犯設備です。Wi-Fi環境が整っていない場所でも安定した監視が可能な点が大きな魅力です。
ただし、通信量や電波状況、防塵防水性能などを考慮せずに選ぶと、十分な効果を発揮できません。設置場所や利用目的に合わせて、最適な製品を選びましょう。
なお、株式会社MIYOSHIが提供するSIM対応防犯カメラ「G-cam」は、SIM・ルーター内蔵、初期設定不要で、すぐに使える監視カメラです。
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