防犯カメラの電源の給電方法は?配線のポイント、電源不要のカメラも紹介

監視カメラ・防犯カメラの駆動には、電源が必要なものと電源不要のものがあります。設置状況やカメラの台数・種類によって、配線工事にかかる手間やコストも異なるため、導入時には注意が必要です。

今回は、電源が必要な場合の電源の取り方や配線のコツなどを解説します。電源不要で使用できるカメラのタイプも紹介していますので、最後までご覧ください。

なお、株式会社MIYOSHIが提供するカンタン監視カメラ「G-cam(ジーカム)」は、防犯カメラを設置するための配線工事が不要で、電源1つで簡単に設置できます。

1週間の無料レンタルもできる「G-cam」については、下記より資料をダウンロードしてみてください。

 

防犯カメラの電源の給電方法

電源を必要とする防犯カメラの給電方法は、主に下記の3つです。

方法1.コンセントから給電

特徴コンセントさえあれば即時使用できる
メリット安定した電源供給が得られる
デメリット・電源の位置に依存する

・カメラとレコーダーを有線でつなぐ場合、配線工事が必要で壁に穴を開けるケースもある

おすすめの利用シーン家庭内・オフィス・建設現場・イベント会場など、コンセントが設置されている建物がある場所
具体的な製品例G-cam

 

コンセントから給電する監視カメラは、安定した電力供給が可能なため、24時間監視が必要な場所に向いています。ただし、コンセントに届く位置に設置しなければならない・配線工事が必要などの理由から、設置場所は限られます。

なお、株式会社MIYOSHIが提供するカンタン監視カメラ「G-cam」は、ネットワーク回線を利用しているため、電源1つですぐに利用可能です。カメラとレコーダーをつなぐ配線工事が一切必要ありません。

 

方法2.LANケーブルから給電(PoE式)

特徴LANケーブルだけで電力供給が可能
メリット・ネットワーク機器にLANケーブルを差し込むだけで利用可能

・LANケーブルのみのシンプルな配線

デメリット・一般的なカメラよりも本体価格が割高

・電力を供給するネットワーク機器そのものは電源が必要

おすすめの利用シーン大規模なオフィスビルや商業施設など、同軸ケーブル一本で電力とデータを供給できる場所
具体的な製品例VIGI C24

BC500 など

PoE(Power over Ethernet)は、LANケーブルを利用して電力を供給する方式です。LANケーブルのみで電力を供給できるので、複数の電源が確保しづらい場所でも設置できます。

ただし、電力を供給するネットワーク機器や録画機器そのものには電源が必要なので注意しましょう。また、カメラの画像を遠隔から確認する場合、LANケーブルは「CAT5e」以上の規格が必要になる点も押さえておきましょう。

方法3.PoC給電

PoC(Power over Coaxial)給電は、同軸ケーブルを使用して電力を供給する方式です。

テレビのアンテナ線のような太めの「同軸ケーブル」を使用し、この1本で「映像データの伝送」と「電力供給」を同時に行います。ACアダプターやPoE給電(LANケーブル)と並ぶ、電源が必要な防犯カメラの主要な方式のひとつです。

特徴同軸ケーブルを使用して、映像伝送と電力供給を1本のケーブルで行える給電方式
メリット・既存設備の再利用による工事負担の軽減

・映像と電源がケーブル1本で済むため、配線がすっきりとまとまる

デメリット・LANケーブルを使用する現代的なネットワークカメラ(IPカメラ)とは規格が異なる

・屋外で使用する場合、雨風や直射日光による被覆の劣化、コネクタ部分の浸水による漏電や断線のリスクがある

おすすめの利用シーン・すでに同軸ケーブルが敷設されているアナログ防犯カメラシステム(CCTV)を更新する場合に最適

・新たな配線工事のために壁や天井へ穴を開けることが難しい、あるいは工事費を抑えたい場合に適している

具体的な製品例DS-2CE16H0T-ITEなど

防犯カメラの電源の取り方例

防犯カメラを設置する際、設置場所の環境や用途によって最適な電源供給方法は異なります。コンセントが近くにない場合も含め、電源はどのように確保すると良いのでしょうか。

ここでは、建設・工事現場、施設警備、イベント会場という3つの代表的なシーンにおける電源の取り方について、具体的な方法と注意点を解説します。

建設・工事現場の場合

建設・工事現場では電源確保が課題となりやすく、主に仮設電源、PoE、ソーラー方式が用いられます。

出入り口や足場エリアでは、現場の仮設分電盤からケーブルを引き、防水保護管で配線を固定して電源を供給する方法が一般的です。

資材置き場のようにコンセントがない場所では、ソーラーパネル付きバッテリーで日中に充電し、夜間も稼働させる方式が効果的です。状況に応じて発電機を併用する選択肢もあります。

作業エリアや高所への設置では、PoE給電を活用することで、仮設LANから電源とデータを同時に供給できます。

配線を最小限に抑えたい場合はバッテリー式、または電源工事が不要なソーラー一体型カメラの設置も有効です。

▼山間部や河川、土木現場でも使えるソーラーバッテリー「ソラセル

施設警備の場合

施設警備における防犯カメラの電源供給は、主にコンセントからのACアダプター給電、PoE(LANケーブル経由給電)、または電源工事による配線が一般的です。

オフィス内や廊下では、近くのコンセントにACアダプターを接続する方法、またはPoEスイッチからLANケーブルで給電する方法が採用されます。

店舗入口やレジ周辺では、既存コンセントを使用するか、配線を天井裏に隠してACアダプターで給電します。

複数台のカメラを管理する場合は、PoEハブによる集中管理が効率的です。

駐車場や屋外入口では、屋外防水コンセントからACアダプターで給電するか、建物内からLANケーブル(PoE)を引き込み、防水保護管を使用して配線します。

倉庫や資材置き場では、電源工事で壁内に配線しACアダプターで供給しますが、電源が遠い場合はソーラーやバッテリー併用も検討する価値があります。

イベント会場の場合

イベント会場での防犯カメラ設置では、主にPoE給電、コンセント利用、またはソーラー式が用いられます。

入口やエントランスでは、PoE対応カメラを使用することで、近くのPoEスイッチからLANケーブル1本で電源とデータを同時に供給でき、配線作業を大幅に簡素化できます。

ステージやメインエリアでは、既存の天井コンセントや照明設備から電源アダプター(DC12V)を引き、延長コードで対応する方法が一般的です。

恒久的な設置が必要な場合は、建物内で電源工事を実施することも選択肢となります。

駐車場や屋外エリアは電源が不足しやすいため、ソーラーパネル付きバッテリー式カメラが最適です。この方式なら工事不要で安定的に稼働させることができ、一時的なイベント設営にも柔軟に対応できます。

防犯カメラに電源をつなぐ3つの方法

防犯カメラを設置する際、「電源が離れている」「屋外」などの理由で電源が確保しにくい場合には、下記の3つの方法がおすすめです。

  1. 窓サッシから配線する
  2. エアコンのダクト穴・換気口から配線する
  3. 壁に穴を開けて配線する

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

方法1.窓サッシから配線する

1つ目の方法は、窓サッシやドアの隙間に線を通して配線する方法です。具体的な手順を下記に紹介します。

【窓サッシやドアの隙間から配線する方法】

  1.  隙間ケーブル・両面テープ・ドライバー・カッターナイフを用意する
  2.  雨戸やシャッターに干渉しない、十分な幅がある隙間を選ぶ
  3.  カメラとレコーダーにケーブルを仮接続する
  4.  コネクターの向きを確認する
  5. サッシの溝に沿ってケーブルを折り曲げながら配線する
  6. 市販の両面テープでサッシに固定する
    ※屋外にコネクター接続部が露出する場合は防水対策が必要になる

▲隙間専用ケーブルなら窓の開閉を妨げることなく配線が可能
出典:amazon

この方法は専用の隙間ケーブルを使用すれば設置と撤去が容易なため、賃貸物件や一時的なイベントなどの設置に向いています。

方法2.エアコンのダクト穴・換気口から配線する

防犯カメラを設置したい場所が電源から離れている場合や屋外の場合、エアコンのダクト穴や換気口から配線する方法もあります。

▲画像のような換気口の穴から線を通す

しかし、配線が複雑になる場合があるため、専門業者に依頼して設置するのがおすすめです。

方法3.壁に穴を開けて配線する

▲壁の穴から線を通して配線する

防犯カメラと電源の間に隙間やダクトから配線できない場合、壁に穴を開ける方法もあります。しかし、一度穴を開けてしまうと原状回復が難しいため、業者に依頼することをおすすめします。

▼防犯カメラを壁に穴を開けずに設置する方法はこちら
壁に穴を開けずに防犯カメラを設置する方法5選!おすすめのカメラや注意点を解説

屋外で防犯カメラの配線を安全に保つ3つのコツ

屋外で防犯カメラの配線を安全に保つためのコツを3つ紹介します。

  1. ケーブルを保護する
  2. 防水対策をする
  3. コンセントを抜かれないようにする

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

コツ1.ケーブルを保護する

▲画像のように、ケーブルカバーで保護する

屋外では、紫外線や物理的なダメージから配線を保護する必要があります。

耐久性のあるカバーや配管を使用し、ケーブルを長期間保護することで、配線の劣化を少しでも遅らせましょう。

コツ2.防水対策をする

▲画像のように、保護テープで水の侵入を防ぐ
出典:新製品紹介 解体可能な絶縁・防水・保護テープ「エフタッチテープ」|国立国会図書館

屋外に防犯カメラを設置する場合は、配線を雨や湿気から守るための防水対策が不可欠です。

配線の接続部分には防水テープなどを使用し、露出する部分は防水カバーや防水配管を使用して保護しましょう。

コツ3.コンセントを抜かれないようにする

▲鍵付き防犯ボックス

悪意を持った者に防犯カメラのコンセントを抜かれてしまうと、撮影ができなくなるため対策が必要です。そこで、コンセントや電源アダプターを防犯ボックスに入れて保護することで、コンセントを簡単に抜かれないようにします。

なお、防犯ボックスは鍵付きを使用するのがおすすめです。

防犯カメラの設置環境に合わせて電源を確保しよう

防犯カメラの電源の取り方は、主に3種類あります。

  1. コンセントから給電
  2. LANケーブルから給電(PoE式)
  3. PoC給電

また、電源不要の防犯カメラには次のような種類があります。

バッテリー式事前に充電しておけば、直接給電しなくても使用できるカメラ
ソーラー充電式ソーラーパネルで、太陽光をエネルギーに変えて使用できるカメラ
乾電池式乾電池で利用できるカメラ

防犯カメラを設置する周囲の環境や目的・台数に合った適切な電源方法を選択し、カメラの能力が最大限に発揮できて効率が良い体制を整えましょう。

株式会社MIYOSHIが提供するカンタン監視カメラ「G-cam」は、電源が1つあれば届いてから約1分で設置が可能です。

また、どうしても電源が取れない場合は、ソーラーパネル「ソラセル」と併用することで、電源確保が難しい環境下でも長期間の監視ができるようになります。

山間部や河川・土木現場などで、電源を気にせずパワフルに使える「ソラセル」について気になる方は、ぜひ下記のボタンから詳細をチェックしてみてください。

 

電源が取れない場所(電源不要)で使える防犯カメラ3種類

最後に、電源が取れない場所で使用できる防犯カメラを3種類紹介します。

  1. バッテリー式
  2. ソーラー充電式
  3. 乾電池式

詳しく見ていきましょう。

種類1.バッテリー式

特徴・事前のバッテリー充電で、直接給電しなくても使用できるカメラ
メリット・コンセントのコードやケーブルは不要
デメリット・定期的なバッテリー交換が必要 ・SDカードをはじめとした容量が小さい記憶媒体を使用することが多いため、媒体の定期的な交換が必要
おすすめの利用シーン・イベントや臨時駐車場・不動産の内見時など一時的や短期間に防犯カメラを設置したいとき
具体的な製品例KC-1261

FG-SCAM04-WH など

バッテリー式の監視カメラは事前に充電しておけば、コンセントやケーブルは不要で、倒れたり落ちたりしないように固定するだけで使用できます。

ただし、バッテリーやSDカードのような記憶媒体の定期的な交換・メンテナンスは、直接給電のカメラよりも回数が多くなります。

種類2.ソーラー充電式

特徴・ソーラーパネルで、太陽光をエネルギーに変えて使用する監視カメラ
メリット・太陽光パネルを設置できれば、電源が取れない場所でも使用可能
デメリット・太陽光パネルにホコリや汚れが蓄積することによる蓄電効率の低下のおそれ

・定期的なメンテナンスが必要

おすすめの利用シーン・屋外の遠隔地や電源の取りづらい山間部・河川・工事現場など
具体的な製品例・ZS-GX1S

・ソラセル (カメラ本体は別) など

ソーラー充電式の特徴は、バッテリーに蓄電された電力を使用して監視カメラを稼働させることです。天気の良い日に十分な蓄電ができれば、夜間や曇り空の日でも使用できます。

ただしソーラー充電式は、定期的な太陽光パネルの清掃などのメンテナンスが欠かせません。十分にメンテナンスを実施すれば、半永久的な使用も可能です。

株式会社MIYOSHIでは、たとえ曇りや雨が続き太陽光が当たらなくても、フル充電しておけば約10日間の稼働が可能ソーラーバッテリー「ソラセル」を提供しています。

防塵防水仕様で、台風などの激しい雨でも浸水のおそれがありません。1週間の無料レンタルも可能で、まずは試してみたいという方にもおすすめです。

 

種類3.乾電池式

特徴・乾電池で利用できる
メリット・乾電池で電力供給できるので、気軽に設置できる

・価格は比較的リーズナブル

デメリット・電池を交換することによる手間の増加 ・常時撮影には不向き
おすすめの利用シーン・家の中の見守り

・1日限りのイベントなど、撤収のサイクルの早い短期間の監視や非常時の利用など

具体的な製品例400-CAM098

MAC200DN など

乾電池式の防犯カメラは、赤外線やセンサーを用いて動きに反応して撮影するものが多く、リーズナブルな値段で手軽に利用できます。ただし、電池を交換する手間が増えることや常時撮影に向かないことに注意しなければなりません。

また、電源不要な防犯カメラを設置するときには、次のようなことに注意しましょう。

【電源不要な防犯カメラを設置するときの注意点】

  1.  電力量に限りがあるため、通常のカメラよりも画像解像度や機能が制限されていることがある
  2. 電力を節約するために、常時録画できないことが多い
  3. 本体の記録媒体に映像や音声が記録されるため、記録できる容量が少ない場合がある

電源不要の防犯カメラは、手軽に設置・運用ができることを目的としているため、その分制限が多いことを留意しておきましょう。

▼そのほかの注意点はこちら
防犯カメラ・監視カメラの映像は個人情報にあたる?設置時の注意点を解説

関連記事

おすすめ記事

TOP
CLOSE