有限会社 藤本工務店様 G-cam導入で現場管理を効率化し、月50時間の残業削減!盗難犯の逮捕にも貢献した工務店での事例

導入の目的
  • 現場管理の効率化のため
  • 現場での盗難や迷惑行為防止のため
導入した効果
  • 現場管理に伴って発生していた移動時間が大幅に減った(約50時間/月)
  • ごみの不法投棄などの現場への迷惑行為がほぼゼロになった
  • 現場で盗難事件が発生したが、カメラに記録されていた映像が決め手となり犯人逮捕に至った

有限会社 藤本工務店様は、木造建築を専門として、住宅新築工事の請負および設計・施工、リフォームを担う福井県の企業です。住む人のこだわりと居心地のよさを尊重した家づくりを目指し、すべての現場に防犯カメラを設置して建築中のお客様の安心を守っています。

今回はG-camの活用方法や効果、実際にG-camの映像が盗難犯逮捕に役立った事例について代表取締役の藤本 和教様に伺いました。

お客様プロフィール

会社名有限会社 藤本工務店
業種建築業(住宅新築・リフォーム工事の請負、および設計・施工)
従業員数9名(役員含む、2025年3月時点)
ご導入サービスG-cam

G-camを導入した経緯や導入の決め手

ーー有限会社 藤本工務店の事業内容の詳細を教えてください。

有限会社 藤本工務店の主な業務は、住宅新築・リフォーム工事の請負、および設計・施工です。木造建築を専門としています。福井県で地域に根ざした家づくりをしており、主な施工エリアは敦賀市・美浜町・若狭町(旧三方町)です。

私(藤本和教様)は代表取締役として経営を担うと同時に、プレーヤーとして構造設計や現場管理も担当しています。会社員や職人として働いていた時代を経て、先代である父の工務店を継ぎました。
職人さんとのやり取りや、新しく入社した方の育成などをしつつ、現場の声を会社の運営に活かしています。

ーーG-camを導入した経緯やきっかけについて教えてください。

G-camを初めて発注したのは2020年12月です(当時はG-cam01)。現場で使える防犯カメラをネットで検索して、さまざまな製品と比較したうえで申し込みをしました。

当時課題になっていたのは、現場管理にかかる膨大な時間です。施工エリア内でも、現場によっては片道2時間かかる場所もあります。日中は現場間の移動に時間がかかり、いくつか現場を回るとそれだけで1日が終わってしまうこともよくありました。

当時、私1人で現場管理を担当していたので、労働時間の長さや休みの取りにくさに悩み、疲弊していたのです。そんな状況を変えたくて、業務効率化のために、現場を見守るカメラの導入を思いついたのがきっかけでした。

ーーG-cam導入の決め手になったのは、どのようなポイントでしょうか。

ビルなどの大型工事や公共工事を想定したプラン・機能を展開している商品も多いなか、G-camは我々のような工務店にも機能がフィットしていたのが決め手です。

まず、定点ではなく1台で周囲を見渡せるところが便利だと感じました。レンズ横回転最大350°・縦回転最大90°と、ほぼ死角がありません。
家屋だけでなくその周辺の状況や、設置の位置によっては屋根の上まで確認が可能です。例えば台風のときに、遠隔で現場の状況をくまなくチェックするのに役立っています。

価格設定も決め手でした。民間住宅の工事では、大型工事と比べると使える予算も限られているため、できるだけ費用を抑えたいのが本音です。現場管理で使用するとなると、基礎工事から完成まで最低でも5ヵ月は使用することになるので、料金は重視しています。

例えばG-cam04なら、初期費用不要で月額のみ(9,800円/月〜)で使用できます。さらに初期費用ナシで、1週間の無料レンタルもあったので、試しに借りやすい価格設定だと思いました。

検討中の段階で問い合わせをしましたが、対応が早く、回答が明確でわかりやすかったのも好印象でした。ホームページの情報も簡潔にまとまっていて、検討しやすかったのを覚えています。

G-cam導入による働き方の変化と実際に感じたメリット

ーーG-cam導入後、現場管理の働き方にどのような変化がありましたか。

カメラで現場を遠隔でチェックできるようになったことで、月に50時間ほど残業が減りました。業務時間を圧迫していた現場への移動時間が減ったのが、大きな理由です。移動に使っていた時間を、会社での本来業務に充てられるようになりました。

高速代やガソリン代にかかっていた月2万円ほどに加えて、人件費も考えると、大幅なコストカットになったはずです。

今ではすべての現場にカメラを導入しており、基礎工事が始まる前に現場にG-camを設置しています。そして毎日、出社したらまずカメラをチェック。職人さんが来ているのか、工程どおりに進んでいるのか確認します。

G-cam導入前は、職人さんとの電話だけで進捗状況を把握しなければなりませんでした。「電話で聞いてイメージした現場の状況」と「いざ現場に到着して見た状況」とが異なっているケースもあり、難しさを感じていましたね。
しかし、今はカメラ映像を見ながら職人さんと遠隔で話ができます。イメージの相違が起こることもなくなり、無駄なくスムーズに工事を進められるようになりました。

ーー実際に使用してみて感じたG-camのメリットを教えてください。

いつでも現場を確認できる、という安心感が1番のメリットです。
例えば台風や雨が多いシーズンは、業務を終えたあとも現場が気になってしまいます。G-cam導入前は、一度気になってしまうと眠れなくて、深夜に現場まで様子を見に行ったこともありました。

今は、気になったらスマートフォンですぐ現場をチェックできます。問題がないことがわかると安心して眠れますし、手元のデバイスでいつでも現場の様子をチェックできるのは、とても便利です。

安心感という面では、お客様に「現場にカメラがあって安心した」と言っていただけることもありました。
現場へのカメラ設置は我々(社員や協力業者)へのメリットが大きいので、特にお客様にアピールするようなことはないのですが、現場を見て気付いてくださるお客様はいますね。

また、現場の近隣で事件やトラブルがあった際に、カメラの映像が役に立ったこともありました。我々の業務のほかにも、カメラがあることでお客様や地域にさらに貢献できると感じています。

あとは、発送のスピードにも助けられています。新しい現場でカメラの発注を忘れていたことがあったのですが、最短で発送してもらえたので助かりました。

返却方法もわかりやすく、受け取った箱を取っておいて、使用後はその箱に戻して発送するだけです。カメラで困ったことがあっても、電話でサポートしてもらえるので不満はありません。

ーーG-cam01/02の時代から使用いただいていますが、どのような想いでG-camを継続利用してくださっているのですか。

私は現場管理に多くの時間を割いて苦労した過去があるので、社員や協力業者さんには同じ苦労をさせたくないという想いがあります。

カメラ設置によって、働く人の安心感や現場管理にかかる時間の削減といった効果が得られますが、業界では生産に直結しないメリットは見過ごされがちです。
カメラの使用料はかかるものの、この配慮がお客様の安心感にもつながる。目先のコストに囚われずカメラの導入を決めたことで、防犯・安全対策の面でも、働き方の面でも、今非常に満足しています。

G-camの映像が犯人逮捕につながった盗難事件について

ーーカメラを設置する前は、どのような被害に悩まされていましたか。

建築中の家屋に侵入されて破壊や盗難被害を受けたことがあります。実はカメラを導入する前に2回被害に遭っていたのですが、犯人が捕まらず諦めるしかありませんでした。

家自体に被害はなくても、資材盗難や現場へのゴミ投棄といった被害もしばしば。これらは昔からの課題で、おそらくどの会社さんにもある被害だと思います。業界的にも諦めの雰囲気がありました。

しかしG-camの導入によって、現場への迷惑行為はほぼゼロになっています。もともとは業務効率化の目的で導入したG-camでしたが、結果的に防犯面でもかなり役立っていますね。

ーー実際にカメラ設置後に発生した盗難被害では、G-camの映像が犯人逮捕につながったそうですね。

2025年1月の夜間、現場に何者かが侵入して、中に置いてあった大工さんの道具が数点盗まれた事件がありました。被害総額は合計で30万円ちょっとです。

その人物が盗品をすぐに売ったことで足がついたものの、盗品を売った事実だけでは、実際に盗んだのかどうかまでは立証できません。警察も以前から窃盗容疑でマークしている人物ではあったものの、逮捕にはいたっていませんでした。

ところが今回G-camに犯行の様子が映っていたことで、結果的に犯人を逮捕することができたのです。警察からも「この映像がなければ逮捕は難しかった」と言われました。
G-camは赤外線で暗闇でも鮮明に映るため、犯行に使われた車の車種まで把握できたことも大きかったと思います。

G-cam使用時の工夫

ーーG-camを設置するときの工夫はありますか?

G-camは取り付けやすいので、いろいろなところに設置できます。藤本工務店では、仮設電柱への取り付けが基本です。

足場につける方法もありますが、足場だと外壁・外装の作業が完了したときにどうしても途中で撤去する必要がある。その点、仮設電柱なら、現場がよく見渡せる高い位置に設置できるうえに、最初から最後までそのまま使えるのです。

仮設電柱の位置は、現場を最もよく見渡せる場所を探して最初に決めています。電気業者さんには、できるだけ長い仮設電柱を設置いただくようにお願いしています。

▲仮設電柱にG-camを取り付けている様子

工事現場の管理という明確な目的があれば、現場へのカメラ設置は近隣のプライバシー侵害には当たらないそうです。事前に警察と確認したので、安心して使っています。

G-camを検討している同業者の方にメッセージ

ーー最後に、同じような課題を抱える同業者の方にメッセージはありますか。

治安悪化が叫ばれる昨今、実際に現場に出ている私の肌感覚でも防犯対策の必要性を感じています
お客様から大切なお金を預かってお家を作っているので、それを盗難などによって1円でも無駄にしたくありません。そのための必要経費として、カメラの導入を考えると良いのではないでしょうか。

人手不足解消の観点でも、業務効率化は必要です。人の代わりにモノで代替するという考え方で改革すれば、若い人材にも興味を持ってもらいやすいのではないでしょうか。
実際に2025年の4月から、久しぶりに高校新卒の社員の入社が決まりました。時代に合った取り組みを積極的に進める藤本工務店の姿勢に共感してもらえたことが、入社につながったと感じています。

まずは私たち経営者が、働き方をアップデートしていく必要があるでしょう。G-camなら無料期間もあるので、食わず嫌いせずに、まずは一度カメラの導入から試してみるのがおすすめです。