株式会社J.SECURITY様 G-cam04とソラセルの導入が、イベント・警備業務の効率化や安心感に寄与し、営業活動にも貢献した事例

導入の目的
  • 警備業界における人手不足対策として
  • 人+モノで警備を展開するDX推進策として
  • 電源・通信環境が整っていない場での監視強化策として
導入した効果
  • リアルタイムで映像を確認できることで、警備の効率化に役立った
  • 警備サービスの付加価値として、カメラによる安心感を提供できるようになった
  • カメラの定点映像を提供することで、お客様のビジネスにお役立ていただくことができた(イベントのリアルタイム配信、マーケティング

道路工事やイベントにおける警備業を担う株式会社J.SECURITY様は、新潟県内8ヵ所に拠点をおき、県内トップクラスの警備スタッフ数でお客様を日々バックアップしています。
警備の現場ではG-cam04・ソラセルをご活用いただいており、プロの目とカメラによる監視で安心を提供されているそうです。

今回は、G-cam04・ソラセルの活用方法や導入効果について、営業兼DX推進部 部長 谷 敏行様に伺いました。

お客様プロフィール

会社名株式会社J.SECURITY
業種警備業
従業員数約350名(2025年2月インタビュー時点)
ご導入サービスG-cam04・ソラセル

安定した通信とデータのクラウド保存機能が導入の決め手に

ーー株式会社J.SECURITYの事業内容の詳細を教えてください。

株式会社J.SECURITYは、交通誘導や雑踏警備といった「2号警備」と呼ばれる業務をメインとする警備会社です。新潟県内に8拠点、総隊員数は約350人と県内トップの在籍人数を抱えており、県内であればどこでも対応ができる体制を整えています。

そのなかでも営業兼DX推進部は、警備事業のDX化を担っている部署です。少子高齢化で労働人口が減っているなか、警備業界でも人手不足が課題となっています。今後の警備業を見据えて、「人+モノ」でできることを模索しているところです。

ーーG-cam04を導入した経緯やきっかけについて教えてください。

G-cam04を知ったのは、取引先からご紹介いただいたのがきっかけです。警備業界のDX化を推進する一環で、カメラの活用を検討しているところでした。

2024年4月に、既存のカメラを動かす目的で初めてカメラ用バッテリーのソラセルを利用して、続いて6月にG-cam04を初めて利用しています。

ーーG-cam04導入の決め手になったのはどのようなポイントでしょうか。

決め手となったポイントは、通信の安定性とデータのクラウド保存機能(※)です。当時クライアントの新店オープンに伴う駐車場警備を控えていたのですが、駐車場監視でネックとなるこの2点をG-cam04はカバーできていました。
※G-cam04はオプションで録画データのクラウド保存を選択できます

また、価格も決め手のひとつです。1〜2日の短期の警備で使う場合、他社は初期費用+月額という料金プランで割高感があるなか、G-cam04は月額(税別9,800円〜)のみと短期でも使いやすい価格設定だと感じています。

カメラ導入時の社内稟議でも、下記3点が決定打となりました。

1.設置を含めて、オーソドックスな仕組みで使いやすい
2.リアルタイムの映像配信など、定点で見守る機能に優れている
3.短期で使いやすい価格設定になっている点

最近は機能が複雑なカメラも多いのですが、機能が多すぎるとすべてを使いきれません。実務上必要な機能にマッチする、オーソドックスな商品設計も魅力でした。

警備サービスに「カメラがある安心感」をプラス

ーーG-cam04導入前後でお客様に提供するサービスに変化はありましたか。

これまでの警備サービスに加えて、カメラがある安心感を付加価値としてご提供できるようになりました。例えば駐車場警備で事故やトラブルがあった際に、証拠として映像が残せるのは大きなメリットだと思います。

さらに、カメラの存在自体が、来場者の安全意識の高まりにつながっています。「安全のために録画しています」と駐車場などにわかりやすく示すことで、気をつけて運転してくださっている来場者の様子が見受けられました。

業務効率化の観点では、適切な人員配置に役立っています。リアルタイムで映像を確認できるので、トラブル時などに管制からスムーズに応援を指示できるようになりました。

公園の駐車場管理の現場でも、従来は閉園時間に現地を見に行って残っている車に直接退場を促していましたが、今はカメラを使ってリアルタイムで監視しています。放送で退場を呼びかけられるので、現地まで状況を見に行く時間やコストを削減できました。

ーー実際に使用してみて感じたG-cam04のメリットを教えてください。

画質がよく、広範囲を見られるので満足しています。さらにリアルタイム映像配信機能や、複数台の映像を一気に見られる監視システムなど、定点監視をするうえでの利便性の高さも魅力です。

警備とはずれますが、イベント警備の際に観光協会様から「駐車場や近隣の交通状況のリアルタイム配信をしたい」というご相談をいただいたことがありました。そこでG-cam04のリアルタイム映像配信機能を活用した配信をご提案し、ご満足いただけたこともあります。


YouTubeと連携することで、リアルタイムで映像を確認できる(出典:株式会社J.SECURITY 公式サイト


また、クラウドとローカルでダブル録画ができるオプション機能も、お客様の安心に一役買っています。

以前、駐車場であて逃げが発生して警察から証拠映像を求められたのですが、通信会社の電波が不安定だったためにクラウドのデータが途切れてしまっていたことがありました。しかし、ローカルのほうではしっかり撮れていたので、映像は無事に提出できたのです。クラウドとローカルの一方で何らかのトラブルが発生しても、もう一方でデータが保存できているというのは安心感があります。

警備+カメラは営業面でも強みになった

ーー営業時にG-cam04の活用をどのようにアピールしているのか教えてください。

お客様に警備とカメラをセットでご提案できるのは、他の警備会社とは違う当社の強みのひとつです。G-cam04があることで、営業はやりやすくなったと感じています。
実際に他社と競ったときに、通常の警備に加えてカメラによる付加価値をご提案したことで採用につながったケースもありました。

また、お店の駐車場警備中に撮影した定点カメラの映像をお客様にご提供したことで、新店オープン時の来客率や駐車場の回転率といったマーケティングに役立ったという声もあります。警備以外の面でも、カメラによる付加価値提供を評価いただいているようです。

大容量バッテリーのソラセルは屋外警備に欠かせない存在

【ソラセルとは】
監視カメラ用のソーラーバッテリー。無日照でも約1週間稼働できる135Wの大容量が特徴で、防塵・防水設計により山間部や土木現場でも使用できます。

ーーカメラ用バッテリーのソラセルはどのように活用されていますか?

屋外イベントでの警備は、カメラ用の電源や通信環境がないケースがほとんどです。特に死角になるような場所に設置するとなると、どうしてもバッテリーが必要になるので、ソラセルとカメラをセットでご提案しています。

ソラセルは他社のカメラと使える場合もあるので、さまざまな現場で重宝しています。

G-cam04とともに広がる警備の可能性を求めて

ーー今後はG-cam04をどのように使っていきたいですか。

海や入山管理、熊の出没スポットの監視などに使えそうだと考えています。冬季のスキー場警備でも、防水防塵・耐寒仕様でタフなG-cam04は活躍しそうですね。ソラセルも併用することで、電源が取れない場所でもカメラを活用していきたいです。

カメラによる付加価値も、もっとアピールしていきたいです。定点監視した過去の映像データを分析して、お客様のお店やイベントの混雑予想に役立てるなど、G-cam04で撮影したデータは警備以外にも幅広く役立つと思います。

今後の警備業のあり方を考えると、労働人口減少への対策として「人+モノ」による警備のDX化が急務です。カメラを積極的に活用して、お客様に価値提供していきたいです。