株式会社大志興業様 G-cam04導入で現場管理の移動時間を月40時間削減!安全を維持しつつ事業拡大をめざす解体工事業者の事例

導入の目的
  • 現場の安全対策の徹底
  • 現場管理の効率化
  • 機材やスクラップの盗難防止
導入した効果
  • 各現場に安全対策やルールを徹底できるようになった
  • 現場管理で発生していた移動時間が大幅に減った(1人あたり約40時間/月)
  • 不安全行動や盗難被害の抑止力になった
  • 現場の社員とのコミュニケーションツールとして役立った

株式会社大志興業様は、埼玉県川口市を拠点として解体工事・総合建築工事をメインに事業を展開する企業です。お客様の満足のために、日々技術の向上と安心・安全施工に邁進し、若手の人材育成にも注力しています。

今回は、G-cam04・G-POKEの活用方法や効果について代表取締役の髙窪 宏至様に伺いました。
※記事冒頭の写真は、取締役の海野様に撮影協力をいただきました。

お客様プロフィール

会社名株式会社大志興業
業種総合解体工事・総合建築工事
従業員数25名(2025年5月インタビュー時点)
ご導入サービスG-cam04、G-POKE

業務拡大と安全性の確保を両立するには、カメラ導入が急務だった

――株式会社大志興業様の事業内容の詳細を教えてください。

株式会社大志興業では、解体工事を中心に事業を展開しています。中〜大規模の鉄筋コンクリート(RC)造建物の解体案件がメインですが、総合建築工事にも幅広く対応できるのが当社の強みです。

――G-cam04・G-POKEを導入した経緯やきっかけについて教えてください。

複数の現場を同時並行で進めていくなかで、現場の安全性を維持しつつ管理を効率化することに課題を感じていました。その解決策として現場管理用のカメラを探していた際に、取引先から紹介いただいたのがMIYOSHIの製品です。

その後2025年2月に、G-cam04・G-POKEを初めて発注。まずはG-cam04を3台・G-POKEを2台レンタルし、その後導入台数を増やして最大でG-cam04を8台・G-POKEを2台使用しました。

当社は1日に平均15~20現場、繁忙期には25現場以上を同時に対応することもあります。関東エリアを中心に現場が点在しており、ときには関東圏を超えた遠方の現場もあります。現場管理の人員は限られているため常駐が難しく、複数の現場間の移動に膨大な時間がかかっていました。

近年は、作業の安全性がより重視されるようになりつつあります。そのなかで安全性を担保しつつ事業の拡大を図るには、人員でカバーするだけでは限界を感じていたため、カメラの導入が急務でした。

――G-cam04・G-POKE導入の決め手になったのはどのようなポイントでしょうか。

MIYOSHIの丁寧な対応と提案のスピード感が決め手です。活用シーンや使い方を事前に教えていただき、「まずは使ってみてください」と迅速にご提案いただきました。1週間の無料レンタルを利用して、すぐに実機を試すことができたところも良かったです。

G-cam04は1台で真下・真後ろまで監視ができる。赤外線照射で暗闇にも対応

価格設定も決め手のひとつです。例えばG-cam04なら、初期費用不要で月額のみ(9,800円/月〜)で使用できます。担当の方が、無料レンタル期間を含めたお得な契約タイミングを親身になってご提案くださったのも好印象でした。

買い切りではなく、1ヵ月単位のレンタル方式である点も、我々のような解体事業にフィットしていると感じています。同じ現場が年単位で続くことはほぼないため、縛りのない月額契約は無駄がありません。カメラを自社保有して在庫管理するのは手間もかかるので、簡単に借りられて、返却できるシステムは助かります。

カメラで安全を「当たり前」に。G-cam04導入で効果を実感

――G-cam04・G-POKE導入後、現場管理の働き方にどのような変化がありましたか。

現場管理の社員が複数の現場を掛け持ちしていることもあり、G-cam04の導入前はリアルタイムで各現場の状況を把握しづらい環境でした。現場から電話で問い合わせを受けても、言葉だけでは指示が難しい局面も少なからずありましたね。

G-cam04を導入した現在は、カメラ映像を見ながら現場と遠隔で指示ができるようになりました。本社では常にモニターで映像が見られるようになっていますし、現場管理の社員もスマートフォンからG-cam04の映像を確認できるため便利です。

――実際に使用してみて感じたG-cam04・G-POKEのメリットを教えてください。

最大のメリットは、各現場に当社の安全対策やルールを徹底できるようになったことです。現場管理の社員が常駐できるわけではないため、カメラがないと実際に現場で作業を依頼している協力会社のスタッフにまで目が行き届かず、独自ルールで作業が進んでしまうおそれがありました。

当社の社員がいないタイミングでも、現場スタッフには「本社からカメラで見ている」旨をお伝えするようにしています。一定の緊張感が生まれるため、不安全行動の抑止力になると感じています。カメラがあることで、安全を「当たり前」にしていきたいですね。

また、解体現場では盗難対策も必要です。高価な機材はもちろん、スクラップが狙われることもあります。
カメラがあることで盗難被害に対しても抑止力になるうえ、万が一、機材などが被害にあった場合は損害保険会社に証拠として映像を提示できるところもメリットです。

高所に設置して、広範囲を効率的に監視できる

実は、人件費やETC・ガソリン代などのコスト削減にも役立っています。現場に社員を常駐させるとなると、1現場あたりトータルで60〜70万円/月のコストが発生していました。これをカメラの設置費用で代替できるのは、非常に大きなメリットです。

カメラを導入することで、訪問頻度を減らしつつも、これまで以上にしっかり現場の様子をチェックできるようになりました。

現場管理の社員は 1日で複数の現場を移動するため、ひと月あたり80時間程度は移動時間に費やします。カメラの活用で訪問頻度を減らすことで、移動時間を1人あたり40時間程度削減できている計算です。浮いた時間を他の重要な業務に充てられるようになったのはもちろん、今後の現場数の拡大も視野に入れられるようになりました。

――G-cam04・G-POKEの導入によって、営業面でもメリットを感じましたか?

クライアントに対して、カメラの設置はアピール材料になると考えています。

特にG-cam04は、パスワードを入力すればWeb上で簡単にリアルタイムの映像を視聴できます。クライアントにもパスワードを提供して、現場の作業をリアルタイムで見ていただける環境を整えれば、安全対策への自信を訴求できるのではないでしょうか。

難しい設定をせずとも、ブラウザで手軽に視聴できる

解体工事は騒音対策のために足場を組んで行うため、作業内容が見えないのが一般的です。クライアントとしては一定の不安があるはずなので、少しでも安心して任せていただけるように工夫していきたいですね。

――その他にも、意外な効果はありましたか?

カメラの導入で監視を嫌がる社員も多いと予想していたのですが、コミュニケーションが取りやすくなったことで、意外にも社員のモチベーションアップにつながるケースもありました。

これまで、社長である私自身が、現場にいる社員の働きを直接見て評価する機会は多くありませんでした。しかしカメラで映像を確認できるようになったことで、結果や数字だけでなく、作業の過程で気付いた良い取り組みを評価できるようになったのです。

「普段から気にかけてもらえている」「日々の頑張りをアピールできる」といったことが、やる気につながる社員も多いことに気付きました。

G-cam04とG-POKE。それぞれの特長を活かして活用

――G-cam04とG-POKEはどのように使い分けていますか?

G-cam04は固定して、主に現場の状況や車両関係のモニタリングに使用しています。本社の事務所に大きなモニターを設置して、複数の現場の映像を一度に確認できる環境を整えました

事務所内のモニター。文字までしっかり確認できる

一方、G-POKEはクライアントや協力会社とのやり取りの記録や、現場の社員とのコミュニケーションツールとしての位置付けです。業界の特徴として現場での会話で追加工事の発注が決まる場面も少なくないため、クライアントや協力会社と「言った、言わない」のすれ違いを防ぐ目的があります。

現場の社員が本社に指示を仰ぐ際にも、G-POKEがあればカメラの映像を見ながら的確に指示ができます。

とはいえ、導入してから日が浅いこともあり、現場ではG-POKEの充電や使用自体を失念してしまうケースも発生しています。操作自体は難しくないため、まずは社員の間でG-POKEの存在を浸透させていきたいです。

――G-cam04の設置方法はどのように決めましたか。

実は以前、クライアントであるスーパーゼネコンさんの現場でG-camを使っているのを見たことがあり、自社の現場での活用方法は最初からイメージできていました。

具体的には、解体方法によって設置台数や位置を変えて使用しています。大型物件を上から解体していくときは、高い位置に1台と搬出口のところに1台設置。下からの解体であれば、出入り口に1台だけ設置します。

G-cam04はレンズ横回転最大350°・縦回転最大90°と広範囲を見渡せるため、1台でほぼ完結できるのが便利です。作業中は現場にカメラを向けて、作業後は出入り口を監視するようにしています。

G-camとともに高い安全水準を維持しつつ、事業拡大をめざす

――今後、どのようにG-cam04・G-POKEを活用していきたいですか。

今後、人手不足解消やコストカットの観点で、業務効率化は必須といえます。カメラで代替ができる部分は人と置き換えて、お客様の満足度の向上や売り上げの拡大につなげていきたいです。

解体現場では、まだまだカメラの設置は一般的ではありません。しかし、発注元であるディベロッパーや不動産関連の企業様にとって、「作業の安全性」は発注先の選定基準として重要なポイントになってくることが予想されます。今後もカメラを活用することで、現場数を拡大しても高い安全水準を維持していきます。

実は周りの同業者にもG-cam04・G-POKEをおすすめしていて、紹介をきっかけにどんどんカメラ活用を進めている企業もあります。一定以上の規模になると、目が行き届かない部分が出てくるのはどの企業でも同じだと感じました。もし同様の課題があるなら、まずはお試ししてみるのが良いのではないでしょうか。