防犯カメラの赤外線機能とは?おすすめのカメラや4つの選ぶポイントを解説
監視カメラ・防犯カメラの赤外線機能とは、赤外線を物体に照射し、反射の強弱を利用して映像を映し出す機能のことです。
防犯カメラを夜間に使用する場合は赤外線カメラがおすすめですが、赤外線の機能について理解しておかないとうまく撮影できないおそれがあります。
そこで本記事では、赤外線機能の概要やおすすめの防犯カメラ・防犯カメラを選ぶポイントなどを紹介しますので、最後までご覧ください。
なお、株式会社MIYOSHIが提供するカンタン監視カメラ「G-cam(ジーカム)」は、自動で赤外線撮影に切り替わり、最大50m先まで赤外線を照射して撮影します。IP66相当の防塵防水機能で全天候に対応でき、PCやスマートフォンから手軽に映像確認が可能です。
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もくじ
防犯カメラの赤外線機能とは
防犯カメラにある赤外線機能とは、「赤外線」という肉眼では見えない光を物体に照射し、暗闇を撮影する機能のことです。本章では、赤外線機能に関する下記3つの内容を説明します。
ひとつずつ確認しましょう。
1.特殊な光で暗闇を撮影する機能
赤外線機能は、暗闇でも映像をとらえる技術です。カメラから赤外線を発し、その光が物体に反射して戻ってくる強さを測ることで、光がない場所でも映像を生成できます。
赤外線の照射距離はカメラによって異なりますが、多くのカメラは20〜30mまで照射が可能です。赤外線機能を利用して撮影する際は、使用するカメラの照射距離を確認するようにしましょう。
なお赤外線機能が作動すると、カメラの周りが赤く発光するモデルがあります。しかし、近年では発光しないモデルも増えてきており、「カメラの周りが赤く光らないから故障しているのでは?」との声も聞かれます。発光していなくても撮影は継続しているので、心配な場合は記録映像を確認してみてください。
赤外線機能のある防犯カメラのなかには、周辺の光量を検知して自動で赤外線撮影モードに替わるモデルがあります。その場合、手動で切り替える必要がないため、24時間連続での監視が可能です。
赤外線カメラの仕組みをさらに詳しく知りたい方は、次の記事をご覧ください。
赤外線カメラの仕組みとは?メリットや選び方、注意点を解説
2.赤外線機能を使用した監視カメラの映像
赤外線カメラで撮影された映像は、モノクロ(白黒)で表現されます。
次の画像は、株式会社MIYOSHIのカンタン監視カメラG-camで撮影した、建設現場の映像です。日中に撮影した映像と、夜間に赤外線カメラで撮影した映像をご覧ください。
▲日中に監視カメラで撮影した映像
▲夜間に赤外線機能を使用して撮影した映像
赤外線では色の情報をとらえにくいため、通常はモノクロの映像になります。しかし色彩がないからといって、映像の質が劣るわけではありません。画像のように、暗闇の中でもはっきりとした鮮明な画像を映し出すことが可能です。
ただし、カメラの近くに壁や窓ガラスなどがあると反射して白飛びしてしまう場合があるため、設置場所に注意しなければなりません。
なお、下記の記事では赤外線カメラの見え方について詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。
赤外線カメラの映像はどのように見える?現場の防犯対策に役立てよう
3.暗視カメラとの違い
赤外線機能と似た機能に、暗視カメラがあります。赤外線カメラと暗視カメラの違いを、下表にまとめました。
赤外線カメラ | 暗視カメラ | |
---|---|---|
光源 | 真っ暗闇でも撮影が可能 | 豆電球ほどの光が必要 |
映像 | 基本的に白黒映像 | 基本的にカラー映像 |
向いている 設置場所 |
夜間は真っ暗になる工事現場や駐車場、倉庫など | 街灯などがある住宅街・商店街など |
暗視カメラは豆電球ほどの光源を必要とするのに対し、赤外線カメラは暗闇での撮影が可能です。そのため、照明がない工事現場や真っ暗になる倉庫などには、赤外線カメラの方が適しています。
カメラの設置場所の照明条件を考慮して、適切なカメラを選ぶようにしましょう。
なお、暗視カメラについての詳しい仕組みやメリットなどを知りたい方は、次の記事をご覧ください。
暗視カメラとは?仕組みやメリット、赤外線カメラとの違いを紹介
【おすすめ】赤外線機能のある防犯カメラ3選
ここからは、赤外線機能付きの防犯カメラを3つ紹介します。
さっそく見ていきましょう。
1.カンタン監視カメラ「G-cam」|株式会社MIYOSHI
出典:株式会社MIYOSHI
株式会社MIYOSHIがレンタルをおこなっているカンタン監視カメラ「G-cam(ジーカム)」は、最大50mの赤外線照射で暗闇でも監視できます。また、自動で赤外線機能に切り替わり、撮影の手間がかかりません。IP66相当の防塵防水機能も備わっており、全天候に対応が可能です。
商品名 | カンタン監視カメラ「G-cam」 |
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特徴 |
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費用 | 30GBプラン 9,800円/月 無制限プラン 18,000円/月 |
所有形態 | レンタル |
モバイルSIMと設定済みルーターを内蔵しているため、ネットワーク設定が不要で、届いてからすぐに監視を始められます。また、初期費用0円で送料・返送料金も無料のため手軽に導入でき、コストを抑えて利用することが可能です。
1週間無料レンタルも実施しているカンタン監視カメラ「G-cam」の資料は、次のリンクからご確認ください。
2.2.VB-M741LE(H2)|キヤノン株式会社
出典:キヤノン株式会社
VB-M741LE(H2)はBOX型の防犯カメラで、30mの照射距離を持つ赤外線機能が搭載されています。
商品名 | VB-M741LE(H2) |
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特徴 |
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費用 | 230,000円(税別) |
所有形態 | 買い切り |
スーパーUDレンズを使用し、赤外線照明に起きやすいピントズレを抑える機能があります。また、動体検知や持ち去り検知など、多彩な検知に対応している点も特徴です。
3.VIVOTEK FD9389-EHV-v2(SF)|セーフィー株式会社
出典:セーフィー株式会社
コンパクトな屋外用小型カメラで、マイナス40度から60度までの幅広い気象条件下でも作動するよう設計されています。
SNV(スーパーナイトビジョン)機能搭載で、低照度でもカラー画像を映し出せる点が特徴です。
商品名 | VIVOTEK FD9389-EHV-v2(SF) |
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特徴 |
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費用 | 57,860円(税込) |
所有形態 | 買い切り |
さらに、音声入力機能もあり、さまざまな屋外監視のニーズに対応しています。
※IK10:40cmの高さから落ちる5kgの衝撃に耐えられる仕様のこと
防犯カメラによる赤外線機能のメリット・デメリット
防犯カメラの赤外線機能には、次のようなメリット・デメリットがあります。
メリット |
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赤外線機能のあるカメラであれば、夜間の見張り要員が不要になるため、人員を削減できるメリットがあります。また、24時間監視できるため、異常が起きた場合でも迅速に発見可能です。
赤外線モードで撮影中のカメラのなかには、レンズの周辺にあるLEDが光るタイプもあります。そのため、夜中でもカメラが作動していることが犯罪者にもわかり、犯罪の抑止効果が期待できます。
次に、赤外線機能の主なデメリットは下記のとおりです。
デメリット |
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赤外線機能を搭載した防犯カメラは、そうでないカメラよりも価格は高くなる傾向があります。
そのため、新たに赤外線機能のある防犯カメラを導入しようとすると、コストが増えてしまうことも少なくありません。
また、設置場所にも注意が必要です。例えば、カメラを壁に近づけすぎたり、窓ガラスが多い場所に設置したりすると、赤外線が反射して映像が白く飛んでしまう場合があります。夏の夜間などは、赤外線LEDの光に虫が引き寄せられ、撮影画像に影響を及ぼすケースもあるため、注意が必要です。
赤外線カメラを長期間使用していると、赤外線LEDが劣化し撮影できなくなる場合があります。赤外線LEDだけを交換することはできないため、カメラごと交換しなければなりません。
しかし、そのような手間とコストをかけずに済む方法もあります。例えば、赤外線機能のある防犯カメラをレンタルする方法です。
株式会社MIYOSHIが提供しているレンタル監視カメラ「G-cam」には、レンタル特有のメリットがあります。
赤外線LEDライト切れやカメラ交換によるコストの増加を心配する必要がなく、最新の機器を使用できます。また、赤外線機能付きのカメラは、50m先まで赤外線の照射が可能です。
配線工事も不要で簡単に設置できるため、届いてから1分で監視をスタートできるのもメリットです。
使用感を試してみたい方向けに、1週間無料レンタルも実施しています。「G-cam」について詳しく知りたい方は、下記のボタンをクリックのうえ、資料をダウンロードしてみてください。
赤外線機能がある防犯カメラを選ぶ4つのポイント
赤外線機能つきの防犯カメラを選ぶポイントは、次の4つです。
- 1.監視したい場所まで撮影できるか
- 2.設置したいスペースに合う大きさか
- 3.屋外にも設置できるタイプか
- 4.設置が簡単なタイプか
赤外線カメラの撮影できる距離はカメラによってさまざまなので、撮影したい場所に見合ったカメラを選ぶのがおすすめです。
例えば、カメラから離れた場所を撮影したい場合は、赤外線の照射距離が長いものを選びましょう。
その際あまりに大きいカメラは設置場所が限られてしまうので、設置場所に見合った適切な大きさのカメラがおすすめです。加えて配線が不要なタイプは設置も簡単なので、監視エリアの変更にも柔軟に対応できます。
もし屋外で使用する場合は、雨風に耐えられる耐久性の高いモデルがおすすめです。例えばIP66相当の防塵防水機能があると、屋外でも安心して使用できます。
なお、夜間撮影ができる防犯カメラの選び方について知りたい方は、次の記事もチェックしてみてください。
夜間撮影可能な防犯カメラ・監視カメラの選び方とは?失敗しないための注意点
防犯カメラの赤外線機能の利用シーン
赤外線機能のある防犯カメラは、次のようなシーンでの利用がおすすめです。
- 建設現場や工事現場
- 倉庫や資材置き場
- 駐車場 など
24時間稼働する建設現場や工事現場の監視には、赤外線機能付き防犯カメラがおすすめです。夜間も監視を継続でき、人がいない時間帯の防犯対策にも効果があります。
また、人の少ない倉庫や資材置き場、車のトラブルが起きやすい駐車場なども、長時間監視できる赤外線機能つきの防犯カメラの設置がおすすめです。
近年では、野生動物による被害が増加しています。被害を防ぐためにさまざまな対策をしていますが、特に野生動物の生態観察は重要な課題です。人の存在の影響を与えず、昼夜を問わず鮮明な映像が必要とされている環境で、赤外線機能を備えた監視カメラの活用が報告されています。
※出典:クマ10月以降も活発 本社調査団、金沢で分析|北国新聞
野生生物を監視する際、状況によっては電源の確保が難しく、カメラを設置できない場合があります。
そのような問題の解決に最適なのが、株式会社MIYOSHIが提供するソーラーバッテリー「ソラセル」です。
長期間の曇天や雨天が続いても、無日照で10日間稼働できる特徴があります。また、赤外線機能付きのカンタン監視カメラ「G-cam」との併用で、電源のない場所でも簡単に監視をスタートできます。
ソラセルについての詳しい説明は、次のボタンをクリックのうえご確認ください。
防犯カメラの赤外線機能を使いこなそう
防犯カメラの赤外線機能は、光源のないところでも監視したい場所をクリアに撮影できる機能です。
赤外線機能のある防犯カメラを選ぶ際には、次のような点に注目してみてください。
- 監視したい場所まで撮影できるか
- 設置したいスペースに合う大きさか
- 屋外にも設置できるタイプか
- 設置が簡単なタイプか
設置する場所や設置目的を明確にし、適切な赤外線機能つきのカメラを設置しましょう。
なお当サイトでは、夜間に使用できる防犯カメラについての記事を多数ご用意しています。気になるものがあれば、ぜひチェックしてみてください。
夜間も監視できる!屋外用防犯カメラの特徴、おすすめ機種を紹介
防犯カメラで夜に映らない問題を解決!2つの有効機能や対策を紹介