防犯カメラ・監視カメラの録画方法や機能について

防犯カメラや監視カメラは、録画方法の種類によって、映像データの容量や保存方法、映像の見やすさなどが変わります。また、用途や目的に合った監視をするためには、どんな機能が備わっているかにも注目することが大切です。
そこで今回は、防犯カメラの録画方法の種類や機能について、またカメラを設置する位置の決め方についても解説します。

防犯カメラの録画方法について

まずは、防犯カメラの録画方法の種類と、用途や目的によってあると便利な機能について説明します。建設現場や工事現場に設置する防犯カメラを選ぶときは、しっかりとチェックしておきたいポイントです。

映像圧縮方式

防犯カメラで録画した映像データは容量が大きいので、圧縮してデータサイズを小さくし録画するのが一般的です。圧縮方式には以下のような種類があります。

Motion JPEG:JPEG画像(静止画)を連続で表示する
MPEG:動画のフレーム(コマ)の動く部分だけを圧縮して保存する
H.264:ワンセグ放送やBlu -rayソフトで採用されている方式
H.265:インターネット動画配信サービスで採用されている方式
MP4:インターネット動画配信サービスで採用されている方式

現在は、Motion JPEGをMPEGで映像を圧縮する防犯カメラは少なく、H.264やH.265、MP4など圧縮率の高い方式が主流となっています。

映像記録媒体

防犯カメラで録画した映像データは、以下のような記録媒体に保存されます。

HDD:容量あたりの単価が安く、長時間の録画ができる
SSD:衝撃や振動に強く、消費電力が少ない
SDカード/microSDカード:安価でコストフォーマンスが良い。定期的な交換が必要
クラウドストレージ:インターネット上のストレージに保存する

フレームレート

フレームレートとは、1秒間の動画で見せる静止画の枚数(フレームの数)を表し、単位は「FPS」です。FPSが大きいほど映像の動きが滑らかですが、データ容量もその分大きくなります。

動体検知機能

動体検知機能とは、防犯カメラで人間や動物など動きがあるものを検知する機能のことです。
動体検知をしたときのみ録画をするカメラもあり、データ容量の節約や録画映像の確認時間の短縮につながるというメリットがあります。

人感検知機能

人感検知機能とは、赤外線や超音波の反射によって人間や動物の体温を検知することができる機能です。
人や動物の温度の体温を検知した時のみ録画ができるタイプや、体温を検知すると警報を発するタイプ、検知した人間や動物を追跡するタイプなどがあるため、用途や目的に合わせて適したものを選びましょう。

防犯カメラの録画方法以外に設置する位置も重要

防犯カメラを効果的に活用するためには、録画方法や機能のほかにも、設置する位置に配慮する必要があります。

死角を作らないように

せっかく現場に防犯カメラを設置しても、死角があると犯罪被害に遭うリスクが高まります。
防犯カメラの真下などに死角ができる場合は、カメラを複数台設置するなどの工夫をするようにしましょう。

不審者を特定できるように

万が一不法侵入や盗難などの被害に合ってしまったときも、犯人の顔や不審車両のナンバープレートなどが判別できる防犯カメラを設置しておくと、速やかな犯人逮捕に役立ちます。
犯行現場からカメラが離れすぎていた場合や画質によっては、犯罪被害に遭ってしまったとき、犯人の顔や車両ナンバーの識別ができない可能性があるため注意しておきましょう。また、屋外に設置で夜間も監視する場合は、暗闇でも撮影できる赤外線モード搭載のカメラがおすすめです。

犯罪抑止力としても活用

防犯カメラを人目につく位置に設置することで、犯罪抑止力としても活用できます。建設現場や工事現場の場合は、出入り口や事務所、資材置き場など、侵入経路になりそうな場所や人気のない場所に防犯カメラを設置しておくと良いでしょう。

現場に設置する監視カメラは取り付けが簡単なG-camがおすすめ

建設現場や工事現場に設置する防犯カメラは、録画方法や機能をしっかりと確認しながら、用途や目的に合わせて選ぶようにしましょう。
電源1つで簡単に設置できるG-camなら、手軽に現場の防犯対策や安全管理に役立てていただけます。現場に防犯カメラの設置を検討する際は、ぜひカンタン監視カメラG-camにご相談ください。