
小型カメラで撮影した映像をスマートフォン(以下スマホ)などの携帯電話に送れると、見守りや防犯、現場管理など、幅広いシーンで活用できます。目的や使用環境に応じて最適な一台を選ぶことで、より便利で安全な撮影が可能です。
本記事では、スマホに映像を送る仕組み・メリット・選び方・おすすめ製品に加えて、知っておきたい注意点も紹介しますので、小型カメラの映像を携帯に送りたい方はぜひ最後までご覧ください。
なお、株式会社MIYOSHIでは胸元やヘルメット、三脚などに装着して使える小型ボディカメラ「G-POKE(ジーポケ)」のレンタルを実施しています。SIM内蔵で、現場の様子をリアルタイムで手元で確認できる「G-POKE」の詳細は、下記からお気軽に資料をダウンロードしてご覧ください。
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※本記事の情報は、2025年3月時点の情報です
目次
小型カメラで携帯(スマホ)に映像が送れる3つの方法

ここでは、どのような方法でスマホにデータが送られるのかを3つ紹介します。
携帯に送れるおすすめの小型カメラを今すぐ知りたい方は、下記からジャンプしてご覧ください。
>>>携帯に送れるおすすめの小型カメラ5選<<<
方法1.Wi-Fi経由でスマホに転送
最も一般的な方法が、Wi-Fi通信の利用です。
小型カメラに内蔵されたWi-Fi機能を利用し、スマホと直接接続、あるいはWi-Fiルーターを経由して接続します。
【Wi-Fi通信の主な特徴】
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Wi-Fiが安定している環境では、ライブ映像の視聴やクラウド連携もスムーズです。
方法2.Bluetoothで手軽に静止画を転送
Wi-Fi環境がない場所でも、Bluetooth対応カメラであればスマホと直接ペアリングして静止画や短い動画を送ることができます。
通信距離が短いため、撮影後にカメラの近くでスマホに転送するという使い方がメインです。
【Bluetooth通信の主な特徴】
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旅行や屋外撮影など、その場で映像をスマホに保存したいときに便利です。
方法3.SIMカードを利用した送信
屋外やWi-Fi環境がない場所で活躍するのが、SIMカード対応の小型カメラです。
スマホと同じように、カメラ本体がモバイル通信(4G/LTE)でインターネットに接続でき、映像や画像をクラウドやスマホに直接送信できます。
【SIMカードを使った通信の主な特徴】
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SIMカード対応のカメラはWi-Fi環境が不要なので、インターネット回線がない場所で監視したい人や工事現場やイベントなど一時的な監視を行いたい人にもおすすめです。
小型カメラで携帯に映像が送れる4つのメリット

小型カメラから携帯(スマホ)に映像が送れることで得られる代表的なメリットを、4つ紹介します。
スマホとつながる小型カメラは、家庭内の見守りにとどまらず、店舗や工事現場などでも活躍の場が広がっているのが魅力の一つです。
メリット1.リアルタイムでの確認・共有ができる
小型カメラとスマホが接続されていれば、撮影中の映像をリアルタイムで手元のスマホに表示することが可能です。例えば、下記のようなシーンで役立ちます。
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特別なアプリや難しい操作も不要なモデルが増えており、以前より初心者も簡単に使えるようになりました。
メリット2.クラウド保存で場所を選ばないデータ管理ができる
小型カメラの中には、撮影データをクラウドに自動保存するタイプもあります。撮影した映像や画像をクラウドに保存することで、スマホの容量を気にせず、大量のデータを安全に管理することができます。
主なメリットは、下記のとおりです。
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物理的な記録媒体に頼らず、スマホやクラウドで管理できるため、データの持ち運びや共有がスムーズに行えます。また場所や時間にとらわれずに、大切なデータを安全・手軽に管理できるのもうれしいポイントです。
メリット3.遠隔地からの監視・操作ができる
Wi-FiやSIM通信に対応した小型カメラなら、遠く離れた場所からでもスマホで映像を確認・操作できます。例えば、下記のようなシーンで役立ちます。
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遠隔地でもスマホから操作や映像確認ができるため、安心感と利便性が向上する点もメリットの一つです。
メリット4.防犯対策の強化ができる
小型カメラには動体検知や音声検知などの機能を搭載したモデルもあり、異常があればスマホに即時通知されます。下記のような活用方法があります。
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スマホとの連携により、ただの記録用ではなく、迅速な対応が可能な防犯ツールとしての活用が可能です。
スマホに送れる小型カメラ選びの5つのチェックポイント

スマホと連携できる小型カメラを選ぶ際に、チェックすべきポイントを紹介します。
まずは「どのような場面で使いたいのか」を明確にしたうえで、チェックするとスムーズです。
ポイント1.通信方法はどうか
まず、スマホとカメラの通信方法を確認しましょう。スマホとカメラの通信方法は、主に下記の3つです。
Wi-Fi接続 |
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Bluetooth接続 |
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SIM対応(モバイル通信) |
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Wi-Fi接続は自宅や店舗の見守りに、Bluetooth接続は室内でのちょっとした確認に、SIM対応モデルは畑や工事現場などインフラの整っていない場所などでの使用に向いています。
ポイント2.保存方法はどうか
映像や写真の保存形式も、チェックすべきポイントです。代表的な保存方法には次のようなものがあります。
microSDカード | カメラ本体に記録し、あとからデータを取り出すタイプ。Wi-Fi非対応モデルでも使える |
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クラウド保存 | インターネットを通じてデータをクラウド上に自動保存。スマホやパソコンからすぐに確認でき、バックアップにも有効 |
スマホ本体に直接保存 | アプリを通じて撮影と同時にスマホに記録するタイプ。即座にSNS共有などが可能 |
「撮影データをどう管理したいか」によって、保存方法を選ぶのがポイントです。例えば、microSDカードはネット環境がない山間部や仮設現場に、クラウド保存は長期間の映像管理が必要な防犯用途に、スマホ保存は旅行先の風景やペットのかわいい瞬間をすぐシェアしたいときなどに便利です。
ポイント3.専用アプリの使いやすさはどうか
スマホ連携型のカメラでは、一般的に専用アプリを使う機種が多い傾向があります。アプリの操作性を確認するために、下記の点をチェックするのがおすすめです。
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操作が直感的でわかりやすいアプリを選ぶことで、日常的にストレスなく活用できます。
ポイント4.電源タイプとバッテリー持ちはどうか
小型カメラの使用時間や設置の自由度に大きく関わるのが、電源の種類とバッテリーの持ち時間です。選択肢としては、下記のようなものがあるので押さえておきましょう。
内蔵バッテリー式 | コードレスで持ち運びやすく、簡単に設置できる。録画可能時間を事前に確認しておく |
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電源ケーブル接続式 | 長時間録画が可能。電源が取りやすい屋内常設型に向いている |
モバイルバッテリー対応や太陽光充電対応式 | アウトドアや電源の確保が難しい現場で活躍する |
利用環境に合わせて、電源タイプとバッテリーの仕様を確認しておくと、失敗しないカメラ選びにつながります。
ポイント5.利用シーンに合った機能を備えているか
カメラによって搭載されている機能はさまざまです。用途に合わせて必要な機能が備わっているかどうかを確認しましょう。例えば、よくある機能は下記のとおりです。
暗視機能(ナイトビジョン) | 夜間の防犯や動物観察に適している |
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動体検知 | 動きを検知して自動で録画を開始。スマホに通知を送るモデルもある |
防水・防塵性能 | 屋外や工事現場で使うならIP等級(※)の確認が必須 |
音声録音・双方向通話機能 | 会話の記録や簡易的なコミュニケーションも可能 |
(※)IP等級……日本産業規格で防塵・防水に関する等級のこと
「なんとなく便利そう」ではなく、「目的に対して本当に必要な機能かどうか」で判断することが、賢い選び方のコツです。
携帯に送れるおすすめの小型カメラ5選

ここからは、携帯に送れるおすすめの小型カメラを、シーン別に5つ紹介します。
見守りにおすすめ | Eufy Indoor Cam C220|Anker |
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玄関先や駐車場におすすめ | SolarCam C8|CHUHE |
車内・駐車中の監視におすすめ | VANTRUE N4 3カメラドライブレコーダー|VANTRUE |
旅行・アウトドアにおすすめ | PIXPRO 4KVR360|コダック |
工事現場・警備におすすめ | G-POKE|株式会社MIYOSHI |
おすすめ1.【見守りにおすすめ】Eufy Indoor Cam C220|Anker

出典:amazon
Eufy Indoor Cam C220は、ペットや赤ちゃんの見守りはもちろん、室内の防犯にも利用できる携帯に映像が送れる小型カメラです。
お手持ちのスマホに専用アプリをダウンロードし、カメラ本体のQRコードを写して撮影すると、スマホからカメラの映像が確認できます。
価格 | ¥4,490(税込) |
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特徴 |
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形態 | 買い切り |
おすすめ活用例 |
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アプリを使って直感的に操作でき、カメラは水平方向に360°、垂直方向に75°まで動かせます。これにより室内全体を見渡すことができ、家具の影などに隠れがちなペットの様子もしっかりと確認できます。
おすすめ2.【玄関先や駐車場におすすめ】SolarCam C8|CHUHE
出典:amazon
SolarCam C8は、高感度のソーラーパネルを搭載した自動充電できる小型カメラです。アプリを設定しておけば、動作検知時に家族の到着や宅配の置き配などが確認できます。
価格 | 14,999円(税込) |
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特徴 |
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形態 | 買い切り |
おすすめ活用例 |
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動きを感知すると手元のスマホでリアルタイムで確認することができるため、24時間防犯に活用することも可能です。AIが人・動物・車両を自動で判別し、虫の飛来や木の揺れなどによる誤作動を大幅に抑制します。
おすすめ3.【車内・駐車中の監視におすすめ】VANTRUE N4 3カメラドライブレコーダー|VANTRUE
出典:amazon
VANTRUE N4は、フロント・車内・リアの3方向を同時に録画できる多機能ドライブレコーダーです。スマホと連携して、録画データの確認や設定操作が可能なうえ、駐車中の監視機能も充実しています。
価格 | 29,990円(税込) |
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特徴 |
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形態 | 買い切り |
おすすめ活用例 |
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車上荒らしや深夜の不審な動きも記録でき、証拠保存にも強い安心の設計です。
おすすめ4.【旅行・アウトドアにおすすめ】PIXPRO 4KVR360|コダック
PIXPRO 4KVR360は、360°の風景やアクションを高解像度で撮影できる全天球カメラです。専用アプリ「PIXPRO Remote Viewer APP」でスマホと連携し、撮影からプレビュー、SNSシェアまでが簡単に行えます。
価格 | 37,800円前後(税込)※販売サイトにより変動 |
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特徴 |
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形態 | 買い切り |
おすすめ活用例 |
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どこにいてもスマホで360°の世界をリアルタイムに楽しめるだけでなく、防水性能にも優れたクリエイターにも一般ユーザーにも人気のカメラです。
おすすめ5.【工事現場・警備におすすめ】G-POKE|株式会社MIYOSHI
「G-POKE」はSIM内蔵の小型ボディカメラで、現場で撮影した映像をリアルタイムで本社などの離れた場所から確認できます。
地下やトンネルなど、大勢で入ることができない場所の作業でも、1人がカメラを持って入れば、遠隔からスマホで映像確認ができるので、下水道点検やトンネル内作業にも役立ちます。
価格 | 月額9,800円(税抜)〜 |
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特徴 |
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形態 | レンタル |
おすすめ活用例 |
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管理者が現場に行かずとも、現場で撮影した映像を離れた場所から確認し指示が出せるため、移動時間の削減にもつながります。建設業界や警備業界のDX推進にもつながる「G-POKE」についての詳細は、下記から資料をお気軽にダウンロードして、チェックしてみてください。
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小型カメラを扱う際の注意点

最後に、小型カメラを扱う際の注意点をお伝えします。カメラを操作する際は、「安全」と「周囲の人のプライバシー」に注意が必要です。それぞれのポイントを、下記にまとめました。
【安全を最優先に撮影する際のポイント】
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【周囲の人のプライバシーに配慮する際のポイント】
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カメラで撮影する際の「プライバシーと法律」に関して、下記の記事で詳しく解説しているので併せてご覧ください。
スマホ連携小型カメラで、日常・仕事をもっと安全・便利にしよう

小型カメラからスマホへ映像を送れると、自宅の見守りや現場の遠隔確認、防犯対策まで、幅広い用途で活用できます。通信方法や保存形式・専用アプリの使いやすさ・電源タイプなどを確認し、使用目的に合ったカメラを日常や業務で活用し、より安全さや便利さを手に入れましょう。
なお、株式会社MIYOSHIでは工事現場や警備の現場の映像を、離れた本社から確認できる「G-POKE(ジーポケ)」のレンタルを実施しています。例えば警備中の警備員に装着し、パトロール中にリアルタイムで遠隔から映像を共有することが可能です。
離れた場所にいても現場の状況を共有できるため、監督者は的確な指示出しや撮影範囲の指定に対応でき、報告書の作成などにも役立ちます。
下記の記事では、「G-POKE」を導入して、業務の効率化を図った警備会社の事例を紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
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