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G-POKE SHOWCASE

都城市消防局様 G-POKEを災害救助訓練で試験使用!現場と指揮本部間の情報共有の円滑化に取り組む消防局の事例

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<試験使用の目的>

  • 大規模災害時の迅速かつ的確な状況把握
  • 火災・災害現場と指揮本部間の情報共有
  • 隊員の教育資料としてのウェアラブルカメラ映像活用

<試験使用した効果>

  • 救助現場(訓練)の映像をリアルタイムで共有することによる、本部の判断・指示の円滑化
  • ウェアラブルカメラ映像により事後検証の質が向上
  • 訓練映像を活用することで、若手隊員向けの教育の質が向上

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宮崎県都城市と三股町の総面積763.38㎢を管轄エリアとする都城市消防局様。住民の生活を守るため、消防・防災体制の確立を担っています。都城市消防局様には、2025年9月に実施された県防災救急航空隊との合同訓練用に、ウェアラブルカメラのG-POKEを試験運用で試験使用していただきました。

今回は、災害救助現場におけるG-POKE活用の可能性について、都城市消防局 北消防署の平川様にお話を伺いました。

お客様プロフィール

組織名都城市消防局
業種消防機関
職員数消防吏員182人・その他職員11人(2025年10月時点)
試験使用されたサービスG-POKE

大規模災害に備え、迅速かつ確実な情報伝達ができる体制を

――まずは都城市消防局について教えてください。

都城市消防局は、宮崎県都城市と三股町の総面積763.38㎢を管轄エリアとし、住民のみなさまの生活を守るために日々消防・防災活動に励んでいます。具体的には、火災現場や災害現場での消火・人命救助が主な業務です。

現場活動に必要な技術の向上を図るため、さまざまな現場を想定して訓練に励んでいます。

――G-POKEを試験使用する以前は、どのような課題がありましたか。

主な課題は、大規模災害時の現場の状況把握です。

幸い、都城市では直近だと大規模な災害が発生していないものの、南海トラフ地震など今後の大規模災害に備えて体制を整備しておく必要があります。ウェアラブルカメラを使用して災害の規模を速やかに把握できれば、迅速かつ的確に活動ができるようになるのではないかと考えていました。

それだけでなく、ウェアラブルカメラの映像は、災害現場の最前線と指揮本部の円滑な情報共有にも役立ちます。特に火災現場で屋内進入する場合などは、外部への情報伝達が困難になりがちです。無線だけでは現場の状況が的確に伝わりません。

倒壊した倉庫を想定した訓練の様子。胸元にはG-POKEを装着いただいています

また、消防・救助現場以外でも、隊員の教育面での課題がありました。建物や自動車等の安全性の向上により、10〜20年前から、全国的に見て火災や救助件数は減少傾向にあるため、若手隊員の現場経験不足が課題になっています。

実際の現場の映像を事後検証や各種研修で活用することで、経験不足の解消や知識の共有に活用していきたいという想いがありました。

予算がないなかで「1週間無料レンタル」が決め手に

――G-POKEを試験使用した経緯について教えてください。

以前、事後検証のためにGoProで現場を撮影したことはあったのですが、隊員間でリアルタイムに情報共有をするためには、活動の最前線にいる隊員が装着できるようなカメラを探す必要がありました。

――G-POKE試験使用の決め手になったのはどのようなポイントでしょうか。

大きな決め手になったのは、G-POKEのサービス「1週間無料レンタル」です。

当初、通信機能付きカメラを試してみたかったのですが、新しい取り組みのため予算が取れませんでした。そのようななかで、無料の使用サービスがあることで申し込みに踏み切ることができました。試験使用で得られた結果をもとに、有効性をアピールして、予算獲得に向け動いていく予定です。

G-POKEを通して訓練を見守る隊員の皆さま

プランによって、ローカル保存とクラウド保存の選択ができるG-POKEの仕組みは、さまざまな組織にマッチするのではないでしょうか。

救助訓練でG-POKEを試験使用。指揮本部との円滑な情報伝達が可能に

――訓練において、具体的にG-POKEをどのように活用しましたか?

県防災救急航空隊の防災ヘリとの合同訓練に向けて、2025年8月中旬にG-POKEをレンタル。9月1〜18日にかけて本格的に試験使用を実施しました。試験使用期間中は、日常的な訓練にも活用していました。

今回レンタルしたG-POKEは4台です。災害現場の映像は多角的な視点が必要であることから、隊長クラスの人数に合わせて使用台数を決定しました。

まず、火災想定訓練では、建物内部に進入する隊員がG-POKEを装着します。現場指揮本部にタブレットを設置し、隊員のカメラ映像をリアルタイムで共有。現場から離れた指揮本部で現場の状況を映像で確認しつつ、問題なく指示を出すことができました。

録画映像は最大400万画素。しっかり状況を把握できます

防災ヘリとの合同訓練では、水難救助訓練と山林火災消火訓練を実施しました。ヘリを誘導する隊員と救助現場の隊長がG-POKEを装着。指揮所役(司令課)にタブレットを置き、ェアラブルカメラ映像を共有しました。

各所の状況を映像でリアルタイムに把握することで、ヘリの効率的な運用はもちろん、現場指示もさらに的確に行うことができるようになると確信しています。

なお、今回の訓練では、胸元に付属のクリップでとめて使用しました。しかし実際の救助活動では、体が前を向いていても顔は横向きの場合があるため、今後はヘルメットに装着するなど、装着位置についても検討したいです。

いずれの場合も、激しい動きでG-POKEが落下しないように、強力に固定するなど工夫が必要であると感じました。

――実際に使用してみて、G-POKEの使い勝手はいかがですか?

最大400万画素のカメラ映像は鮮明で、現場の隊員からも好評です。とくに暗視ができるナイトビジョン機能は、救助現場を撮影するうえで非常に役に立ちます。

火災現場の屋内進入や、震災時に発生する倒壊建物内からの救助活動では、主に暗所での撮影となります。粉じんや一時的な水没にも耐えられるIP67レベルの防塵防水機能をもつタフさも相まって、G-POKEはあらゆるシーンで活躍できそうだと思いました。

ボディはわずか165g。負担なく装着できます

映像の扱いやすさも良好です。録画した映像データは10分ごとに保存ができるため、必要なデータだけを残すことができて便利でした。セキュリティの観点から、当局ではクラウド録画機能が利用できないため、オフラインの録画容量を節約できるところがうれしいです。

G-POKEの映像は事後検証にも。若手隊員の教育資料として活用

――G-POKEを訓練で使用してみて、期待どおりの効果が得られましたか?

G-POKEで指揮本部が現場の映像をリアルタイムで確認できるため、従来の無線だけでは伝わらない情報を視覚的に共有することが可能になりました。これにより、本部から判断・指示がしやすくなったため、当初期待していた効果が得られたと感じています。

G-POKEの映像をリアルタイムで確認する隊員の皆さま

無線で細かいところを説明しようとすると、必要情報が伝わるか不安定な要素が残ります。しかし、無線とウェアラブルカメラを併用することで現場の様子が詳細に伝わります。これにより、現場の隊員は今まで以上に正確な情報伝達が可能になるため、最前線の負担軽減にもつながりました

実際の活動では山間部など通信環境が悪い現場があることも想定されますが、そのようなケースでは画素数を落として通信を軽くするなど工夫して活用したいです。

――そのほかに、使ってみて実感した効果はありましたか?

G-POKEの映像が残れば、事後検証の質も上がると考えています。訓練後に鮮明な実際の映像で振り返ることで、具体的な改善につながります

緊迫した現場では隊員の記憶が薄れることもありますが、映像として残っていれば火災原因の究明や証拠としても活用できる可能性があると考えています。

また、現場の鮮明な映像資料は、若手隊員の経験不足解消にも有効です。全国的に火災件数が減っているうえに、3交代制でタイミングによっては現場に出る機会が少なくなってしまう隊員もいるため、G-POKEの映像を通じて災害や訓練の様子を隊員みんなに共有していきたいですね。

訓練での試験使用で効果を実感。救助現場でのカメラ活用に期待

――今後、どのようにG-POKEを活用していきたいですか。

訓練での試験運用を通して、G-POKEは救助現場での円滑な情報伝達や状況把握に効果があることがわかりました。

すでに近隣の自治体では、救急搬送時に救急車内の映像を搬送先の病院と共有している例もあるようです。緊急時にウェアラブルカメラなどのデジタル機器を活用する動きが、今後も広がっていくと見込まれます。

撮影時の個人情報保護やセキュリティ面の対策を市と調整しつつ、都城市でも災害・救助現場での実用化に向けて取り組んでいきたいです。

胸元やヘルメットはもちろん、三脚や単管への設置も可能です

また、今後ベテラン隊員の技術や判断を映像で記録していくことで、若手隊員の教育資料としても活用していきたいと考えています。災害件数の減少に伴う若手隊員の経験不足は、全国の消防本部共通の課題です。組織の規模に関わらず、ウェアラブルカメラの活用は消防・救助活動に大きな効果をもたらすでしょう。