
- 固定カメラでは監視しきれない高所などの安全対策
- 現場管理の効率化

- 不安全行動の抑止力となり、導入後4ヵ月間無事故を継続
- 遠隔のリアルタイム監視により、タイムリーな安全指導体制を実現
- 現場巡視の負担を軽減
株式会社 奥村組様は、「堅実経営」「誠実施工」を信条に、土木・建築事業を全国で展開している総合建設会社です。
今回は、工事所でのG-POKEの活用方法や効果について、所長の井戸(いど)様、現場担当者の村瀬(むらせ)様にお話を伺いました。
お客様のプロフィール

会社名 | 株式会社 奥村組 |
---|---|
業種 | 総合建設業 |
従業員数 | 2,419名(2025年3月末時点) |
ご導入サービス | G-POKE |
目が行き届かなくなりがちな高所作業の安全対策に
――どのような工事を行っていますか。
(井戸様)私たちが所属する工事所では、製鉄プラント設備に関わる土木・建築工事(新設・改修・解体)を行っています。
――G-POKEを導入した経緯やきっかけについて教えてください。
(井戸様)高所作業における不安全行動がないか監視するため、もともと固定カメラを設置していました。しかし、固定カメラでは画角が固定され死角が発生するうえ、すべての作業を撮影するためには台数が多く必要となるため、装着して移動しながら撮影できるウェアラブルカメラの導入を検討しました。

建設機材を扱うリース会社に良いウェアラブルカメラがないか相談したところG-POKEを紹介してもらい、2024年3月に発売前のテスト運用で初めて使用しました。その後、2024年7月に機能改善をしたG-POKEのテスト運用を経て、2025年2月から6台を本格導入しています。
――G-POKE導入の決め手になったのはどのようなポイントでしょうか。
(井戸様)実際に使用してみて、機能面の満足度が高かったことが最大の決め手です。導入に際しては、いくつかのウェアラブルカメラを試しましたが、G-POKEは明暗差に強く、日当たりの良い場所と日陰となっている暗い場所を同じ画角で写しても、明瞭に撮影できたところが魅力的でした。

装着の方法も自由度が高く、比較したカメラのほとんどがヘルメットに装着するタイプだったのに対し、G-POKEはクリップで胸などにも容易に装着できるため使い勝手が良いと感じました。
初期費用不要で月々のレンタル料のみ(1台9,800円/月~)で借りられるところもポイントですね。
G-POKEでタイムリーに安全指導ができるようになった
――実際に使用してみて感じたG-POKEのメリットを教えてください。
(井戸様)最大のメリットは、映像を遠隔からリアルタイムで監視でき、タイムリーに安全指導ができるようになったことです。

(村瀬様)「カメラで管理者が自分の作業範囲の様子を遠隔から確認している」という意識により、一定の緊張感が生まれました。不安全行動の抑止力になっていると感じています。実際に、G-POKEを本格導入して4ヵ月間、高所作業における事故が1件も発生していません。
(井戸様)もちろん、管理者としては必要以上にプレッシャーをかけたいわけではありません。監視と指導をするだけでなく、G-POKEの映像を通して見えた作業員の良い取り組みは評価につなげるように心がけることで、現場のモチベーションアップにもつなげていきたいです。

(村瀬様)G-POKEは音もクリアに拾えるので、インカム(トランシーバー)としても問題なく使用でき、グループ通話もできる点が便利です。
また、MIYOSHIのサポート体制にも満足しています。特に導入当初は慣れない操作に戸惑うこともあり、たびたび設定を手伝っていただきました。対応も丁寧で、アップデートも迅速です。使用するなかで感じた要望をもとに音声や仕様を改善いただきました。
――G-POKE導入にあたり、現場の作業員の皆さまにはどのようにご説明されましたか?
(井戸様)やはり作業員にとって、自分の作業範囲をカメラで常に見られている状態はプレッシャーです。カメラの装着には、少なからず抵抗感があると思います。
それでも今回G-POKEの導入がスムーズに進んだ背景としては、以前から高所の作業場には固定カメラをつけていたことが大きいと考えています。作業員も「高所作業は監視されるもの」と認識していました。

そのうえで、通信機能を持つG-POKEはインカムとしても使用できるため、作業員にとっても利便性が上がるという点をアピールしました。
G-POKE活用で生産性も安全も叶える

――現場の目線で、G-POKEはどのように活用できそうですか。
(村瀬様)ウェアラブルカメラのなかでも画質が比較的きれいなので、作業員の手元を撮影して作業手順を説明する動画を作りたいと考えています。新しく現場に入った協力会社さんや増員メンバーに動画を展開できれば、引き継ぎも効率化できそうです。
――今後、どのようにG-POKEを活用していきたいですか。
(井戸様)今は所長である私がメインで映像を確認していますが、今後は事務所内にモニターを設置して多くの人の目でチェックできる体制を整えたいです。
なによりカメラの最大のメリットは、自分が現場に出なくても情報が得られるところです。特に忙しい管理職にとって、心強い存在となるはずです。